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愛子の田植踊

青葉区愛子に伝わる,「弥十郎(やんじゅうろう)田植」系の田植踊

あやしのたうえおどり

愛子の田植踊

Ayashi no Taueodori

In English
指定区分
Classification
宮城県指定 / 無形民俗文化財
年代
Age
その他

Quantity
指定年月日
Designated Date
昭和35年(1960) 04月23日

所在地
Location

宮城県仙台市青葉区下愛子

解説
Description

愛子の田植踊は,仙台と山形を結ぶ関山街道(現在の国道48号線)の宿場町であった愛子に伝わる「弥十郎(やんじゅうろう)田植」系の田植踊である。その年の豊作を祈るとともに,他集落との親睦をも目的として,毎年旧正月から3月15日の諏訪神社祭礼までの期間に踊り歩いたという。装束は,早乙女(さおとめ)が裾模様のある黒振袖に広帯を猫じゃらしに垂らし,短冊を下げた花笠をかぶり,弥十郎と鈴振りは黒のブッツァキを着るが,鈴振りはその上に赤い陣羽織を羽織る。どちらも頭にあさぎ色の投頭巾をかぶり,前母衣(まえほろ)という化粧回しをまわす。かつては,「庭元」の家で支度を整え,「道太鼓」の囃子(はやし)を奏でながら行列を組んで諏訪神社まで歩く。神社に着くと神前に横に並び,「いれは」を2度繰り返して踊り,特設の舞台に囃子方が上がり,その前に敷いたござに早乙女達が横一列に並んで踊り,弥十郎の「返して唄うて」の口上に応じて二度ずつ繰り返して踊った。大正末期から昭和初期まで中断し,昭和5年(1930)仙山線開通の折に復活したが,間もなく再び中断し,その後昭和25年に旧広瀬村議会で村費をもって永久保存することを議決し復興,現在の保存会が結成された。(演じられる時期と場所 不定期)

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