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上谷刈の鹿踊・剣舞

「福岡の鹿踊(ししおどり)・剣舞(けんばい)」と由来を同じくする鹿踊・剣舞

かみやがりのししおどり・けんばい

上谷刈の鹿踊・剣舞

Kamiyagari no Shishiodori ・ Kenbai

In English
指定区分
Classification
宮城県指定 / 無形民俗文化財
年代
Age
その他

Quantity
指定年月日
Designated Date
平成11年(1999) 10月29日

所在地
Location

宮城県仙台市泉区上谷刈

解説
Description

上谷刈の鹿踊・剣舞は,「福岡の鹿踊・剣舞」と同じ由来を持ち,ほぼ同時期に八幡町龍宝寺藤九郎より伝わったとされている。藩政末期の元治元年(1864)に中断したのをはじめ,その後も何度か中断と復活を繰り返し,昭和39年(1964)に現在の保存会が結成された。中断のたびに福岡より新たに伝授を受けてきたため,福岡を本家としてきた。装束は,「福岡の鹿踊・剣舞」とほぼ同じである。鹿踊は鹿頭をかぶり,腹に羯鼓(かっこ)をつけ,白足袋に草鞋を履く。背には中立の鹿が3本,他の鹿は2本ずつの綾竹(あやだけ)(棒の先に鳥羽根を付け,その頭にボンボリという赤布の玉を付けたもの)を立て,綾竹には赤と黄の腰帯を房のように結び下げる。雌鹿は綾竹の間に五行幣(ごぎょうへい)を立てる。笛は襦袢(じゅばん)に腰帯,花笠の女装をしていた。剣舞は,舞手それぞれが違う役面を付けて,ざい(しゃぐま)を頭髪とし,肩口に紅白の付け布をした紺の胸掛,裁着,敷皮に,白足袋,草鞋を履き,右腰に綾竹,左腰に太刀を差す。(演じられる時期と場所 不定期)

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