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生出森八幡神楽

名取市熊野堂から直伝の神楽

おいでもりはちまんかぐら

生出森八幡神楽

Oidemorihachiman Kagura

In English
指定区分
Classification
仙台市指定 / 無形民俗文化財
年代
Age
その他

Quantity
指定年月日
Designated Date
平成3年(1991) 10月01日

所在地
Location

宮城県仙台市太白区茂庭字中ノ瀬西
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解説
Description

生出森八幡神社は,太白山の中腹に山宮,山麓の茂庭に里宮が鎮座し,どちらにも神楽殿がある。ここに伝わる神楽は,仙台市とその周辺より南の仙台藩領内に広く伝来してきた十二座神楽の祖である名取市熊野堂神楽から,唯一直接伝授されたものである。黙劇の祈祷の舞をする社家神楽(しゃけかぐら)で,楽も舞型も格調高く洗練され,古態をよく残している。熊野堂神楽の当時の師匠らから生出の氏子10人に伝授されたのは明治24年(1891)頃で,それ以降,戦時中や戦後の混乱期にも継続して毎年の例祭に奉納演舞されてきた。この黙劇の神楽を特徴づける演目に「国鎮之舞(くにしずめのまい)」がある。鼻高の赤面に鳥甲をかぶり青い狩衣(かりぎぬ)をまとった舞人の1人舞で,背に4本の白幣を背負い,扇で顔を伏せるようにして登場する。まず「扇三番」を舞い,次に「幣束三番」を舞った後,背の白幣を1本ずつ取り出し,左手で幣束を立て,右手の人差し指で上天と幣束を指し,片足で回り返す所作を二度繰り返して,幣束を置く。4本の幣束を四方に同様に行う。熟練を要する難しい舞である。 (演じられる時期と場所:4月21日 生出森八幡神社里宮例祭 旧4月21日生出森八幡神社山宮例祭)

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