|
|
今年も学校の花壇に色とりどりの花が咲く時季が到来し、本校では特にチューリップの花が新学期のスタートを祝うかのように見事に花を咲かせています。令和6年度がスタートして1ヶ月が過ぎようとしていますが、各学校におきましては、順調に教育活動が始まっているものと拝察いたします。
本日、仙台市教育委員会教育長 天野元様、仙台市小学校長会会長 石川裕美様、仙台市退職校長会会長 日塔光博様、そして本会前会長 本木一昭様に御臨席を賜り、仙台市中学校長会総会を、このように会員が一堂に会して開催できましたことを、心よりうれしく思います。また、今回より御来賓としてお出でいただく方を限定させていただきましたことにつきまして、関係の皆様に特段の御理解と御協力を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。
本会は今年度、発足より18年目を迎えます。この間、本市の教育の振興への寄与を目的とし活動してまいりました。諸先輩方が築いてこられた理念や教育に対する強い信念に思いを致すとき、その重責に改めて身が引き締まる思いがいたします。皆様の御功績に感謝の念を抱きながら、仙台市の中学校の発展と生徒たちの健やかな成長のために、力を尽くしてまいりたいと思います。
この春の人事異動では22名の皆様が本会を御勇退、4名の方が御退会となりました。これまでの御尽力に感謝申し上げますとともに、御教示いただきましたことを、しっかりと胸に刻みたいと存じます。そして、新たに4名の方の再入会、22名の方の新入会がありました。心より歓迎を申し上げますとともに、大変心強く感じているところでございます。
さて、3年以上にわたって様々な活動を制限せざるを得なかった新型コロナウイルス感染症の対策が、昨年の5月から緩和され、学校における教育活動も以前とほとんど同じ状況に戻りつつあります。 これからの教育活動においては、校長のリーダーシップの下、単にコロナ禍前の姿に戻すのではなく、教育の本質や時代の要請等を踏まえた新たな教育活動の構築を念頭に、学校運営に取り組むことが期待されています。
私たち校長は、「仙台市教育構想2021」に基づき「たくましく、しなやかに自立する子どもの育成」を目指すとともに、全日中教育ビジョン「学校からの教育改革」の理念を踏まえ、「社会を生き抜く力」や「よりよい社会を形成する力」を育むための取組を進めていかなければなりません。いじめ・不登校対策や働き方改革、情報通信技術(ICT)を活用した教育の推進、部活動の地域移行等、喫緊の様々な教育課題と向き合いながら、中学校教育が果たすべき責務を深く自覚し、生徒や保護者・地域の皆様の信頼に真摯に応えてまいりたいと思います。
そのために、令和3年に設定した本会のスローガン「ともに悩みを分かち合い、知恵を出し合い支え合い、創造と貢献を目指し合う仙台市中学校長会 」の下、まずは、会員同士の情報共有の緊密化と連携をしっかりと図り、そのうえで、知恵と力を合わせて、一歩一歩確実に歩みを進め、職責を果たしていくことを互いに誓い合いたいと思います。
結びとなりますが、歴代の会長様はじめ諸先輩各位、仙台市教育委員会、そして関係諸団体の皆様に、今後の更なる御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、挨拶といたします。
令和6年4月25日
|
|
|