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  福岡大堰の歴史的背景
  福岡大堰くぐり穴用水路とは
 南部吉助の足跡(年表)
資料集
福岡大堰くぐり穴用水路
  大堰に関係するリンク
(宮城県内の大堰関係リンク)
地域に根ざした教材として

 当学区は丘陵地を切り開いて造成した団地の住民が大部分を占める新興住宅地と昔からの農村地域が一部含まれる地区とで構成されている。団地住民の殆どが会社員,公務員,商店等であり,農村地域も世帯主が勤めに出ている兼業農家が殆どである。
 隣接学区である根白石地区には広大な田圃が開けており,住吉台地区の児童は住吉台小学校以前は根白石小学校に通学していた。通学途上見慣れた広大な田圃の用水は大部が『福岡大堰くぐり穴用水路』を経て送られてくる。地域の身近にある用水路が300年以上も前から今に至るまで農業用水のみならず,生活用水としても大切な水を送り続けてきた事実を知らせることにより,子供たちも興味・関心を覚えるだろう。
 「いつ・だれが・なんのために・どのようにして」この『福岡大堰くぐり穴用水路』を作ったのか。地域にある『水神の碑』や南部吉助率いるくぐり穴工事の技術者集団などを手がかりに事実を児童に伝えている。
 『福岡大堰くぐり穴用水路』は農業用水としてばかりでなく地域の大切な生活用水として,根白石の町の真ん中を流れていた時期もあって,洗い物用に使ったり,防火用水となったり,最初の上水道用水・発電用用水にも使われてきた。地域の方々が維持管理にも努められ,年一回のさま等の定期点検,用水路の刈り払いを続けている。今でも防火用水として,農閑期の農業用水が必要でない時期にも絶え間なく流れ続けている。
 本校の『福岡大堰』の実践は1989年頃から続けられており,現在では4年生で学習が続けられている。



   

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