初代校長 泉 健逸 (平成16年4月〜平成21年3月)


開校5年の夢が実現しました。・・・平成21年3月3日


 3月3日、本校の「学校の森」が開園しました。8時半から体育館にて開始された式典には、25名ものご来賓の方々の参列をいただき、開校以来5年間かけてやっと実現した「学校の森」の完成を祝いました。
 子どもたちの投票によって決まった名前は、なんと「市小 杜の都(いちしょう もりのみやこ)」。仙台市建設局「百年の杜づくり行動計画」の一環として行われる事業にふさわしい名前になりました。開校当初の構想では、環境教育に役立てる「ビオトープづくり」を目標としており、町内会長さんや民生委員さん方に相談して計画を練っていました。しかし、おりからの予算削減等の波を受けて暗礁に乗り上げた状態になっていました。そうした中で、教育指導課からのご助言によって建設局百年の森推進部のご支援をいただくことになり、一昨年春、「学校の森づくり事業」がスタートすることになりました。
 実行委員会の会議を重ねること10数回、サトー技建KKさんによる基本設計、赤坂建設KKさんによる土台工事、大松園KKさんによる芝生張り、宮城中央環境緑化KKさんによる植樹工事によって完成の運びとなりました。
 我が「市小 杜の都」の特色は、ビオトープにつなげることができる池を設置してあることと山野草の繁る花壇です。実行委員の熊谷副委員長さんが山野草愛好会の会長で、ご自宅で育てた山野草の苗をたくさん寄付してくださいました。サクラソウやスズランなど地域の里山に育っていた20種類もの山野草が花を開かせるのがとても楽しみです。
 今日は、ひなまつりの日、園内に植えられたウメの木が一輪の花をつけていました。いよいよ市名坂の里にも春がやってきました。芝生の中に入ることができるのは9月になってからですが、通路を通りながら花や樹木を愛でることができるので、ぜひ学校においでください。
 これから、学校の森管理運営委員会の皆様を中心に、地域の皆様に広く協力を呼びかけて、素晴らしい憩いの森に育てていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

自主公開研究会へのご参加,ありがとうございました。・・・平成20年12月5日

 去る12月3日に開催しました本校の自主公開研究会に多くの皆様に参加していただき,誠にありがとうございました。
 昨年度の中間発表と同様に,今回も晴天に恵まれて暖かく穏やかな一日となり,県内各校から162名の方々に来校していただきました。
 おかげさまで,5つの研究チームの授業も,これまで工夫を重ねてきた成果があらわれ,とても活気があり,深い学び合いのある授業になったのではないかと思います。
 各分科会での研究討議にも進んで参加していただき,座席が隣り同士になった方々によるペアでの話し合いを基にして,「成果と課題」を明らかにし,「課題の解決策」についての多くのご提案までいただきました。おかげで,昨年度に勝る大きな成果を上げることができました。
2年間の研究ですが,開校以来5年間の授業改善への取り組みが成果となって表れたものと考えています。この学校の雰囲気を変わることなく維持し,継続して研究実践に取り組み,「ゆたかに学び合う市名坂の子ども」の具現を目指してこれからもがんばってまいりますので,今後ともご指導,ご支援をお願いいたします。
 私たちに授業の在り方について目から鱗が落ちるような指導を実際の授業を通して教えてくださいました宮城教育大学の相澤秀夫教授,また,何回も来校し,親身になってご指導くださいました仙台市教育センターの指導主事の先生方,仙台市教育委員会の皆様に心から感謝を申し上げます。

いよいよ開校5年目の運動会が始まります。・・・平成20年5月23日
    運動会は平成20年5月24日(土) 8時50分〜14時半です。

 風薫る5月、いよいよ大運動会が迫ってまいりました。新年度がスタートして1カ月半、100名の1年生も、入場行進や徒競走、玉入れなどの練習にいっしょうけんめいがんばっています。
 我が校の運動会は、各学年が紅白に分かれて各種目で得点を競い合います。今年で5年目になりましたが、過去4回とも白組が勝っています。「今年こそ紅組が勝つぞ!」、「いや、今年も白組の勝利だ!」と、応援の練習にも気合いが入り、5・6年生の応援リーダーを中心に元気いっぱい練習しています。
 今年の運動会で特に力を入れてきたのは、「走力の向上」です。児童全員50m走の記録をとって自分のめあてを持たせ、、業間の休み時間にはみんなで校庭を5分間走っています。3年生以上の児童には運動会当日の記録を測定して、記録証を授与します。子どもたちの力強い走りに大きな声援をお願いします。
 保護者の皆様には、昼食の後の最初のプログラムに恒例の「地区対抗玉入れ」を用意しています。各チーム20名の選手で、1回勝負で競っていただきます。短い時間ですが久しぶりに体を動かす機会となり、ご近所の皆さんと顔見知りになる機会ともなりますよう、選手の皆さんも応援の皆さんもよろしくお願いいたします。
 明日の天気は、午後から少しずつ下り坂という予報ですが、市名坂小、608名の元気で雨雲を吹き飛ばす一日にしていきたいと思います。

 「つかめ勝利の栄光を!」の運動会スローガンのもと、競技に演技にきびきびと取り組む子どもたちに温かい応援をお願いします!!

平成20年度 市名坂小学校重点指導事項・・・平成20年4月11日

校庭の前の桜も咲き,平成20年度がスタートしています。今年は新1年生100名を迎え,607名21学級の学校となりました。市名坂小5年目の教育活動が、さらに充実したものになるよう、ご家庭のご協力を賜りながら教職員一丸となって取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
      平成20年度 市名坂小学校重点指導事項

1,基礎学力の向上を目指し,授業の工夫・改善に努めます。
 @一人一人の学力の実態をとらえ,きめ細かな指導で,分かる喜び,でき
  た喜びを味わわせていきます。
 A少人数指導や学年共同指導等により,個に応じた指導や習熟度別指導を
  充実させていきます。
 B市小タイム(読書,算数・国語スキル)を充実させます。

2,自主公開校としての研究に励み,確かな学力を育てます。
 仙台市教育委員会より平成19・20年度自主公開校の認定を受け、研究に取り組んでいます
 @教科の特性に応じた指導を工夫し,学び方や学ぶ意欲を育てます。
 A研究授業を積み重ね,児童の豊かな学び合いによる課題解決の力を育て
  ていきます。

3,家庭との連携により,健康な生活習慣づくりを推進します。
 @「早寝・早起き・朝ご飯」を合い言葉に,健康教育・食育を充実してい
  きます。
 A運動の楽しさを教え,友達と元気に遊び,運動する子どもを増やしてい
  きます。
 Bテレビやゲームの時間を少なくし,読書やお手伝いの時間を大切にする
  子どもを増やしていきます。

4,心の通う人間関係づくりに努めます。
  「元気なあいさつ,思いやり,きまりを守る」生徒指導を基盤として…
 @学級活動・児童活動を充実させ,自主性・自立性を育てます。
 A地区別たてわり活動の活発化を図り,子ども同士のつながりを深め,関
  わり合う力を育てます。
 B子ども同士の輪が,「親同士の輪」に広がるよう願っています。

多くの皆様のご参加,ありがとうございました。・・・平成20年2月1日

 先日,1月30日に自主公開研究会(中間発表)を開催しましたところ,仙台市内はもとより宮城県内各校,さらに関東方面からと,合計176名の先生方の参加を得ました。
 幸い天候にも恵まれて,穏やかな陽射しの中で5つの学級の授業を参観していただき,研究討議にも積極的に参加していただきました。おかげで,5つの研究チームそれぞれに大きな成果を上げることができました。また,今まで気づかなかった点についてのご指摘もいただき,今後の研究の在り方などについても教えていただきました。本当にありがとうございました。

 さて,当日,ご来校の先生方からうかがった話を並べさせていただきます。

 1,子どもたちについて
    「子どもたちがとってもよくがんばってましたね。」
    「なかなかよい発言をするので感心しました。」
    「この学年では考えられないような表現をする子がいて驚きました。」
    「授業に集中していて、さすが市名坂小の子どもですね。」
 2,授業について
    「どの先生も自信を持って授業しているのが一番印象に残りました。」
    「子どもたちへの配慮が細やかで,気持ちよく見せてもらいました。」
    「笑顔と情熱で子どもたちを包んでいるという感じですね。」
    「どの授業にも仕掛けがあって,興味深く見せていただきました。」
 3,分科会について
    「検討会の司会・進行がてきぱきして,スムーズに進めてもらいました。」
    「グループの司会の先生も上手でしたね。慣れている感じでした。」
    「今までの実践が掲示してあり,研究経過がよく分かりました。」

 このように私たちにとりまして,とてもうれしいお話ばかりでした。今回の取り組みを通して,子どもたちも教師も着実に力をつけているということを確認しての言葉だと思います。ありがとうございます。
 もちろん,皆さんが言葉にはなさらなかったかもしれませんが,様々な面でまだまだ不十分なところがたくさんあります。研究公開中間発表までの取り組みを通して得ることができた成果を今後の糧とし,反省すべき点はしっかりと改善し,新たなスタートをしていきたいと思います。
 いつも親身になってご指導くださいました仙台市教育センターの指導主事の先生方をはじめ仙台市教育委員会の皆様に心から感謝を申し上げます。
  

自主公開研究会(中間発表)にぜひおいでください。  
 平成20年1月30日 市名坂小学校自主公開・・・平成20年1月25日

 今年度4月から,当校は「ゆたかに学び合う市名坂の子ども」という研究主題で共同研究に取り組んでいます。昨年の今頃,開校3年目の節目を終えようとしている時期に,「新設校の基盤づくりはみんなのがんばりでほぼ達成することができた。4年目からの目標を掲げてさらに前進していきたい。」という思いが教職員の胸に広がり,自主公開校の認定を受けて取り組んでいこうということになりました。
 しかし,19・20年度の仙台市教育委員会の認定を受けたのは市内でたった3校ということで,やや緊張感を抱きながらのスタートとなりました。また,サブテーマや取り組む教科等に関しても様々な意見が出て,初めのうちは一本化する方向には行きませんでした。
 でも,三浦研究主任を中心にして何度も討議を重ねるうちに方向性が明確になり,5つのチームに分かれての研究になりました。そのため,仙台市教育センターからは毎回5名もの指導主事の先生方に足を運んでいただきました。研究授業は五月雨式にやらないとみんなで授業を見ることができないため,教務主任の日程調整も大変でした。曜日を変えて毎日のように指導主事のどなたかは来校してくださっているというような状態でした。先生方から丁寧なご指導とご支援をいただいたおかげで,各グループで重ねる授業研究にも工夫と改善が加えられるようになり、いよいよ公開の日を迎えることになりました。本当にありがとうございました。
 今回の公開研究会は1年目の中間発表であり,まだまだ不十分なところが少なくありません。研究会に参加してくださった皆様がお気づきになったことをどんどん出していただき,足りないところを指摘していただいて充実を図ることが私たちの一番の願いです。また,授業後の検討会は,「振り返り」の方式をとって進めていきます。各自,授業参観の際にカードに気づいたことを書いていただくことをお願いします。検討会では数人のグループに分かれて,指導案の指導過程に沿ってカードを貼り付けていただき,教師の働きかけに対して子どもたちがどんな反応をしたか,事実をもとにして気づいたことを遠慮なく出してくださるようお願いいたします。
 私たちは,「公開当日の天気は,晴れて風なし」と心の中で念じてはいますが,泉中央近辺の交通事情は年々激しくなっています。どうか,お早めに出発をなさいまして,仙台市で一番新しい小学校の校舎や設備,各教室の経営のようすなどについてもご覧いただきたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

おやじの会「学校に泊まろう」,ありがとうございました。・・・平成19年7月31日

 7月28日(土)〜29日(日),夏休みの思い出にと,市小おやじの会の皆様が「学校に泊まろう!」お楽しみキャンプを開いてくださいました。参加した子どもたちは180名にものぼり,地区別たてわりグループに分かれての「段ボールで寝床づくり」や「ホースでシャワー」,「夜のお楽しみ会」など楽しい催しに大喜びでした。
 1年生や2年生の参加が多くて,親元を離れて泊まることができるか心配でしたが,ほとんどの子がぐっすりと眠り,元気に朝を迎えることができました。
 七北田中学校の市名坂小卒業生やジュニアリーダーのお兄さんお姉さんたちが一緒に泊まってくださったので,安心して眠ることができたのだと思います。
 2日目の活動は,竹細工や段ボール工作,ペットボトルロケット作りなど,お父さんたちに教えられながら熱心に取り組んでいました。また,校庭では,市名坂小学校区体育振興会の皆様が「グランドゴルフ大会」を開いてくださったので,そちらに参加した子どもたちも多数いました。最後のお楽しみは,「流しそうめん」。割り竹を組んだ本格的な流しそうめんのセットで1年生から順に,自分の作った竹のおわんと箸で一生懸命にそうめんをすくって食べる顔は満足そのものでした。
 おやじの会スタッフの皆様とお手伝いに参加していただいたPTA会員及びOB会員の皆様,ジュニアリーダーや卒業生の皆さん,大変ありがとうございました。

  ゆたかな学びの市名坂小をめざして・・・平成19年5月10日

平成19年度がスタートして1カ月が過ぎました。開校4年目を迎えた市名坂小学校は,1年生114名が入学し,児童数合計570名,学級数20学級に拡大しました。今年度も,仙台の副都心として日々に新たに発展を続ける泉中央地区のように,向上し躍進する学校を目指してがんばっていきたいと思います。保護者の皆様をはじめ地域の方々のご協力とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
 さて,当校では,昨年度の「教育活動アンケート調査」の集計結果を基にして教育計画全般にわたる見直しを行い,より良い教育活動をめざして改善を加えました。その中で,特に力を入れていくべき項目を,「平成19年度 重点指導事項」として掲げました。
 また,当校は,子どもたちの豊かな学びと学ぶ力の向上を目指して平成19・20年度仙台市教育委員会自主公開校に名乗りを上げました。これから2年間,仙台市教育センターをはじめ多くの皆様のご支援をいただきながら,学習指導改善に向けて教職員一丸となって取り組んでいきますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。
       平成19年度 市名坂小学校重点指導事項

1,学ぶ楽しさを教え,学習意欲を高めていきます。
 @勉強の大切さを教え,学習の習慣を身に付けさせていきます。
 A分かる喜び・できる喜びを味わう授業づくりに取り組んでいきます。

2,基礎学力の向上に努めます。
 @指導法を工夫し,学習内容を確実に身に付けさせていきます。
 A少人数指導教員の活用や学年共同指導等により,個に応じた指導や
  習熟度別指導を充実させ,基礎基本の確実な定着を進めます。  
 B市小タイムを活用し,読書及び算数・国語スキルの時間を確保します。

3,ご家庭の協力を受け,健康な生活習慣づくりを進めます。
 @健康教育を充実させ,「早寝・早起き・朝ご飯」をさらに推進します。
 A外で元気に遊び,運動を楽しむ子どもを増やしていきます。
 Bテレビやテレビゲームの時間を減らし,読書やお手伝いに向けるよう
  すすめていきます。

4,心の通い合う人間関係づくりに努めます。  
 @児童会活動の活発化を図り,自主性・自立性を育てていきます。
 A地区別たてわり活動をさらに充実させ,子ども同士のつながりを深め,
  関わり合う力をはぐくみます。
 B子ども同士のつながりが,「親同士の輪」に広がるよう願っています。

 
   卒業式・修了式を迎えて・・・平成19年3月19日

 早いもので開校3年目の平成18年度も,あとわずかとなりました。6年生は,明日が卒業式。1年生から5年生は23日に修了式を迎えます。
68名の6年生は,市名坂小学校第3回目の卒業生として中学校へ巣立っていきます。当校校歌「羽ばたこう未来へ」の歌詞のように,大きな希望をもって,歌声高く響かせながら,未来の空へ羽ばたいていってほしいと思います。

 この1年間で,子どもたちは大きく成長しました。ご家庭におきましても,様々な場面でお子さんの成長の様子を見つけていらっしゃることと思います。卒業式や修了式の日に担任から手渡される通知表には,お子さんの学習や生活の様子について詳しく説明してあります。先日の授業参観・懇談会でお渡しした学級懇談会資料等も参考にしながら,お子さんとゆっくり話し合っていただきたいと思います。

 今年の冬は暖冬で,校庭で元気に遊ぶことができる毎日だったからでしょうか,当校では,風邪による欠席はあまり見られずに過ぎてきました。しかし,先週頃からインフルエンザにかかる児童が出始め,今日19日は1年1組で半数近くの児童が欠席しました。そこで,管理校医の長谷川先生のご助言をいただき,1年1組を明日1日だけ学級閉鎖することにしました。明日,4年生以下の子どもたちは,卒業式に臨む6年生を祝福した後,9時までに下校します。明日の朝は,ご家庭でお子さんの健康観察を十分に行っていただき,風邪気味の児童や,体調がおかしいと思われる児童は無理をさせないでほしいと思います。また,うがいや手洗いについてのお声がけも今まで以上にお願いします。

 さて,3月1日に,「平成18年度保護者・児童・教職員アンケート集計結果」を各家庭にお届けしましたが,ご覧になったでしょうか。
 今年度の学校運営について,12月に保護者の皆様と児童,そして教職員,それぞれにアンケートをとりました。その集計結果をグラフに表し,個別に書かれてきた意見の主なものを右側に掲載しました。その下に大きな矢印をつけ,学校としての対応や今後の改善策について書かせていただきました。(グラフをホームページに掲載)
 まず,「目指す学校像」への取り組みについては,どの項目においても非常に高い評価をいただきました。例えば,「明るく生き生きと学んでいますか?」や「健康や安全を守ろうとしていますか?」という問いには99%もの皆様に「とてもそう思う」又は「そう思う」とご賛同をいただきました。しかし,「開かれた学校づくりをしているか?」という問いに対しては,やや低い評価でした。特に,「授業参観・懇談会について不便を感じている。」というご意見が多かったので,19年度からは夏休み前と年度末の授業参観・懇談会を1〜3学年,4〜6学年の2日間に分けて実施することにいたします。
 次に,「めざす児童像」についてのアンケートでは,「思いやりのある子」に関しての質問「あいさつや返事をきちんとしていますか?」に対して,保護者の15%,教職員の35%が「あまり思わない」という回答でした。「友達の気持ちを考えて行動していますか?」という問いに対しては,児童の約8%が「そう思わない」という回答をし,保護者の11%,教職員の22%も否定的な回答でした。
 学校では,児童の活動を重視し,学級での話し合い,たてわり活動,児童会祭りなどを通して,望ましい人間関係作りに取り組んできました。今後さらにゆとりをもって実施することが出来るよう,活動時間を増やしたり,実施時期を変えたりして充実させていきます。
2つ目の「すすんで学ぶ子」は,今年の重点事項にも掲げて取り組んできましたが,全体的に子どもたちの学習意欲が増し,家庭での勉強の習慣もかなり身に付いてきました。しかし,「考えを発表したり伝えたりしているか」という問いには約3割の保護者と教職員が,「もっと努力が必要」と感じています。集団での学習の良さは,子どもたちが様々な考えを出し合い,それぞれの足りないところを補い合ったり,教え合ったりすることだと言われています。そのためには,やはり,間違いを恐れずにどんどん意見や考えを出し合うことが必要です。今後の課題として改善を図っていきたいと思います。
 小学校には,将来に渡る学習の基礎基本を習得させるという大切な使命があります。これからも,教職員が切磋琢磨し合って,指導法の改善を行い,子どもたちが進んで学び,確かな学力を身に付けるよう力を尽くしてまいります。
 児童への調査で,一番目に「学校が楽しいですか」という質問で聞いてみたところ,94%の児童が「市名坂小学校が楽しい」と感じているという嬉しい回答を得ました。
 では,「そうは思わない」と答えた6%の児童は,「どんな点で楽しいとは思えないのか」をさぐってみると,「いじめ」や「仲間はずれ」「いじわる」などが理由のようでした。
 学校では,子ども同士のトラブルやいじめなどの問題には,「どんな学級にもある」という前提で,子どもたちの生活をよく見つめ,話を聞き,早期発見に努めることや,家庭と連絡を取り合って,どんな小さな問題に対しても学校全体で対策を練り,解決に取り組むという姿勢で臨んでいます。
 特に昨年11月以来,各学級で具体的に「どんな言動が相手にいやな思いを与えるのか」について理解させたり,「その言動が,なぜ,よくないのか」を考えさせ納得させるよう指導を続けてきたところ,今まで気づかずに行っていた「いじめにつながるような言動」を,自分から行わないように気をつける児童が増えてくるという成果が見られました。このようなことは,「分かっているだろう。」「分かっているはずだ。」と思って,私たち大人が特に取り立てて注意してこなかったことだったのかもしれません。念のため親子の会話の中でも,「自分がされたらどんな気持ちになるか?」などの話題を出していただきたいと思います。学校での担任の話とおうちの方の話が共通していると,子どもは安心します。そして,自信を持って正しい行動をとろうとするものです。
 大事なことは,困ったときに話を聞いてくれる家族や教師,友達がいるということだと思います。学校においても,今後,更に,道徳教育や生活規範の指導を行い,いじめや仲間はずれに苦しむ児童が一人も出ることのないようにしていきますので,ご協力をよろしくお願いいたします。
 「自由記述」欄に書かれた皆様の文章にも,学校経営上,私達の気づかない点を教えていただいたり,改善への方向をお示しいただいたりする貴重なご意見がたくさんありました。また,市名坂小学校の子どもたちのがんばりや教職員の教育への姿勢に対する温かい励ましの言葉も数多くいただきました。本当にありがとうございました。
 お寄せいただいたご意見を,今すぐ取り入れていくのは困難なものもありますが,一つ一つを大切な指針とし,参考にしてまいりたいと思います。
 PTAの活動をはじめ,この一年間,皆様からたくさんのご協力とご支援をいただきましたことに心から感謝申し上げます。

  健康な生活習慣が育ってきました。   
  18年度学校保健委員会を終えて・・・平成19年1月26日

 暖かく、おだやかな天候が続いています。おかげで風邪の流行もほとんど見られず、子どもたちは校庭で元気になわとびやボール運動を楽しんでいます。
 昨日25日に開催しました「地域自由参観」にはたくさんの皆様にご来校いただき、午前中ずっと子どもたちの学校生活を見守ってくださり、大変ありがとうございました。
 午前中4時間の授業の中で、2年生では学年PTA行事として「昔話と昔遊びの会」に、みちのく湖畔公園で民話の語り部ボランティアをなさっている河合隆博さんにゲストとしておいでいただきました。4年生では総合学習で3回に渡って実施した「弟子入り体験」の発表会を行いましたが、快く子どもたちを受けいれてくださった店舗や事業所の経営者の皆様方がこぞっておいでくださり発表を聞いていただきました。お忙しい中を町内会や民生委員の皆様も多数おいでくださり学習の様子をご覧になっていただきました。ほんとうにどうもありがとうございました。
 さて、1月24日には、当校の校医さん方とPTA役員の皆さんに出席いただいて、「学校保健委員会」を開催しました。話題として、昨年の話し合いで校医さん方からご指導いただいていた「早寝・早起き・朝ご飯」の推進状況について但木養護教諭と佐々木和美栄養士から報告をいたしました。これは今年度の重点事項の1つに掲げて取り組んできたもので、11月にその成果を全児童にアンケートで調査したものです。(詳しくは、「研子の部屋」のページにある「生活についてのアンケート」をご覧下さい。)
その結果、長谷川管理校医さんから、「市小の児童は、早寝早起きがしっかりでき、朝ご飯をよく食べて望ましい生活になってきている。」とお褒めの言葉をいただきました。ただ、子どもたちの生活の中で、テレビやパソコン、テレビゲームなどの画面を長時間見続けることは問題である。家庭でルールを作り、「ゲームは30分以上はやらない」とか、テレビゲームに代わる遊びや楽しみを見つける努力をさせることが必要というご指導もいただきました。
 日中は身体を動かして十分遊び、夕ご飯をしっかりと食べて、9時頃には床についてたっぷり眠る習慣をこれからも継続させていくよう、各家庭の皆様のお声がけをこれからもよろしくお願いいたします。

「朝早く登校する子どもが増えてきました。
     「早寝・早起き・朝ご飯」へのご協力に感謝」・・・平成18年12月7日

 11月11日に開催しました学芸会には、本当に多数の皆様にご来場いただきありがとうございました。お父さんお母さんばかりでなく、遠くに住んでいらっしゃるおじいさんやおばあさんもたくさんおいでになり、大きな拍手をおくっていただきました。
 また、各学年の子どもたちが体験学習等でお世話になっている皆様をご招待申し上げましたところ、30名もの方々にお越しいただき、最後までご観覧下さったのも大変うれしいことです。お忙しい中を大変ありがとうございました。おかげさまで、子どもたちはとても張り切って舞台に立ち、自信を持って堂々と発表することができました。
その2週間後の11月25日には、PTA研修交流委員会の皆様による「市小カーニバル」が開かれました。今年で2回目となった、「保護者による子どものためのお祭り」で、今年は500人近くの親子が参加する大規模なものになりました。参加した親子は受付で渡されたパスポートを持って、体育館全部をつかった4種類のゲームを楽しみ、校庭ではフォークダンスと綱引きに興じました。
その後のお楽しみは、今年誕生した「おやじの会」の皆さんからのカレーライスのプレゼント。朝早くから大きな鍋で煮込んでくださった大量のカレーでしたが、家から持参のご飯だけのお弁当にたっぷりとかけてもらい、どの子も腹一杯になるまでごちそうになりました。
 何日もかけてカーニバルを企画し、運営してくださった研修交流委員会の皆様方と少ない人数であんなに大量のカレー作りに頑張ってくださった「おやじの会」の皆様に心から御礼を申し上げます。

 さて、話は変わりますが、この頃特に感じているのが、子どもたちの学校へ来る時刻が早くなったことです。去年までは、秋の深まりと共に遅れて登校する子どもが増えていたのですが、今年はほとんど夏場と変わりがありません。しかも、寝不足ですっきりしない顔や朝ご飯を食べてこなかいのかと思われる調子の悪そうな顔も見られません。
 これは、きっと、今年の目標として皆様にお願いしてきた「早寝、早起き、朝ご飯」を、どこのご家庭でもしっかりと声掛けし、実行しているからなのだと思います。特に1年生では、各学級で「よいこのくらし」カードをつけていますが、この効果も大きいようです。
 1学期末懇談会での校長挨拶の際にもビデオを通してお伝えしましたが、基本的生活習慣は健康な身体を作るばかりでなく、学習にもとても良い効果があるそうです。どうぞ、これからもご家庭でのお声掛けと温かくて栄養たっぷりの朝ご飯づくりに力を入れてただきたいと思います。寒い朝も多くなってきますが、早寝と適度な運動とで乗り切っていきましょう。なお、子どもたちには、「早寝早起き」朝ご飯」に付け加えて、「もひとつおまけに朝うんち」も奨励していますのでよろしくお願いいたします。

 次回には11月1日に実施した「健康生活アンケート」の結果をお知らせします。

「心ゆたかに表現する子供たちに大きな拍手を」・・・平成18年11月9日

 二学期が始まって早くも1カ月がたちました。冬が少しずつ近づいていますが,暖かくおだやかな日が続き,校庭いっぱいに子供たちが遊んでいます。
 さて,いよいよ今秋の土曜日,11月11日に第3回学芸会が開催されます。先日の児童公開での各学年の発表では,気持ちがぴったりと合った合唱や演奏,配役になりきった演技など,どの学年も素晴らしいできばえでした。
 ご家族の皆様はもちろん地域の皆様にもぜひともご覧になっていただきたいと思います。瞳をキラキラとかがやかせ,心豊かに精一杯表現する子供たちの姿をご覧になっていただき,温かいご声援をお願いしたいと思います。
 昨年までは,オープニングを全員合唱で行いましたが,児童数も500名を超えた今年は,皆様の前に全員で立つことは難しくなりました。そこで,今年は1年生が中心となって各学年代表が登場する「開会のことば」で開演といたします。開演時刻8時50分に間に合いますよう,皆様の早めのお越しをお待ちしております。
 皆様からの大きな拍手が何よりの励みとなり,「良かったよ。がんばったね。」の一言がこれからのやる気につながっていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

市名坂小学校第3回学芸会
  開演8:50  終演11:50頃
    1 開会のことば(1年)
    2 音楽(2年)  のりのりビートでレッツゴー!
    3 劇(5年) 太助ときつね様
    4 音楽(4年) 音楽のチカラ〜心をつなごう〜
    5 劇(1年) おたまじゃくしの101ちゃん
    6 校長あいさつ
    7 劇(3年) 長い長い長ーい名前の村の物語
    8 音楽(6年) きらめく 秋の調べ
    9 閉会のことば(6年)

「夢いっぱいで みんな笑顔の楽しい学校を」・・・平成18年4月26日

 新学期が始まってから3週間が過ぎました。始業式や入学式,交通教室などの諸行事,集団下校指導や地区別のたてわり活動など,あわただしい毎日を送っているうちに,早くも4月が行き過ぎようとしています。開校3年目の市名坂小学校は,81名の可愛い1年生を迎えて児童数が511名,学級数は18となり,教職員もさらに増えて合計42名となりました。ますます拡大し,発展する市名坂小学校です。
 さて,4月22日(土)は授業参観・PTA総会・学級懇談会が開かれました。各学級9割を超す保護者の皆さまの参観をいただき,大変ありがとうございました。PTA総会の校長あいさつの中でも申し上げましたが,今年の市名坂小学校は下記の4点を重点にしていきます。昨年度同様,皆様からのご理解とご協力をいただきながら,「夢いっぱいで みんな笑顔の楽しい学校づくり」を進めてまいりたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。

 今年度は,特に次の4点に力を入れていきます! 

1, 学ぶ楽しさを教え,学習意欲を高めていきます。  
 ○勉強の大切さを教え,学習の習慣を身に付けさせていきます。
 ○どの子にも分かる指導法を工夫して,子どもが喜んで取り組む授業づくりと  一人一人の力が伸びる授業づくりに取り組んでいきます。    
2, 健康な生活習慣づくりに取り組みます。  
 ○子供たちの生活リズムをきちんとさせ,すっきりとした体調で登校し,元気 いっぱい勉強に運動に取り組ませていきたいと思います。 
 ○外で元気に遊び,運動する経験を増やしていきます。
 ○「早寝,早起き,朝ごはん」にご協力をお願いします。
 ○テレビゲーム等の時間を減らし,読書や手伝いに向けさたいと思います。
3, 基礎学力の向上に努めます。  
 ○分かるまでくり返し指導し,確実に身につくよう努力します。      
 ○各学年への少人数指導教員の配置により,習熟度別指導や高学年理科の専科 指導等で基礎基本の確実な定着をめざします。 
4, 児童活動を活発にし,人間関係づくりと登下校の安全・安心につな  げていきます。
 ○児童活動の活発化を図り,積極性や自立性を高めていきます。
 ○地区別たてわり活動を活発にし,集団下校等にも役立てていきます。
 ○子ども同士のつながりが「親同士の輪」に広がるよう願っています。

「開校2年目のまとめの時期を迎えて」 ・・・平成18年3月3日

 市名坂小学校2年目も残すところあとわずかとなりました。3月17日には卒業式,その1週間後の24日には修了式が行われます。
 先日行いました,授業参観に出席された皆様には,お子さんの成長した様子を様々なところで発見することができたのではないかと思います。1年生の生活科「もうすぐ2年生」の授業では,国語の音読や鍵盤ハーモニカの演奏,また,体育で練習してきたなわとびなどをとても上手に披露していましたし,2年生では,算数,音楽,図工と教科は別々ですが,どの授業でも自分たちで工夫するということを大きなめあてにして取り組んでいました。ひまわり学級とコスモス学級は,合同で「ひなまつり発表会」をしました。3名の子供たちそれぞれが一生懸命にがんばり,伸びてきていることを改めて感じました。学校の方針として,いろいろな行事や学習で同じ学年に入って交流していますが,このことは,ひまわりコスモスの子供たちだけでなく,どの子にも人間として大切なことを学ぶ機会になっています。これからも積極的に進めていきたいと考えています。  3年生以上の各学年・各学級の授業では,子供たちの発表がとても活発になったことに気づかれた方が多いと思います。自分の意見や考えをはっきりと発表し,他の人の考えもしっかり聞くということは,大切な学習習慣として身につけるよう指導してきましたが,今後も力を入れていきたいと考えています。
 この1年間取り組んできたことの中に,省エネルギー教育と理科教育があります。省エネルギー教育については,今や地球全体の大きな課題となっていますが,市名坂小学校は今年から3年間,省エネ教育推進モデル校の指定を受けて,各学年の総合学習を中心にして勉強しています。「自分にできる省エネから始めよう」というテーマで,先日も4年生が東北電力から講師先生が来てくださって,手回し発電機を使った実験を教えていただきました。5年生では,東北大学理学部の先生に,地球温暖化や資源の保護などについてわかりやすくしかも質の高い講義を受けました。3年生でも,今,「身近な省エネを考えよう」という学習をしています。ご家庭で,「使わない電気は消そうね。」などの言葉が聞かれているのではないかと思います。是非,一緒に考えていただきたいと思います。                          理科教育に関しては,11月に東北理科大会の会場になりましたが,遠くは四国からの参加者もあり,全部で350数名にものぼる参加者を得て盛大に開くことができました。今,理科や算数・数学の学力低下が心配されていますが,市名坂小学校の子供は理数科が得意と言えるように,さらに指導法を工夫していきたいと考えております。
 さて,保護者の皆様には,1月にお願いしました教育活動アンケートへのご協力,ありがとうございました。市名坂小学校の今年1年間の教育活動について,よかったと感じられているのか,もうすこしだと感じていらっしゃるのか,項目毎に評価していただくという手間のかかる内容でしたが,約84%もの保護者の皆様に回答していただきました。ほんとうにありがとうございました。                   
 この集計結果について,「教育活動アンケート集計結果のお知らせ」として,このホームページに掲載してありますので,ごらんいただきたいと思います。   
 今年度は,昨年度以上にAやBの良い評価が多く,「目指す学校像」と「目指す児童像」の15項目のうち11項目が上回り,大変良い評価をいただきました。
 まず,「目指す学校像」についてですが,1「子供も教師も生き生きと学ぶ学校」, 2「子供たちの健康と安全が守られた学校」,3「思いやりと協力に根ざし,磨き合う教職員」,4「保護者や地域の人々に親しまれる,開かれた学校」の4つとも90%を上回るよい評価をいただきました。特に,「健康・安全の確保」については,最高の評価をいただきました。これは,私たちというよりもPTAの皆様のご協力のおかげでありますが,防犯のために通学路毎に集団下校や夕方のパトロールなど全職員で取り組んできたことが認められたものと喜んでおります。                 
子供たちに聞いた,「学校が楽しいですか」という質問には,71%の子供が「とてもそう思う」と答え,「だいたいそう思う」を加えると,実に94%の子供が,市名坂小学校が楽しい」と答えています。とてもうれしいことです。ただ,6%の子供が「あまり楽しくない」と答えている点には,もっともっと目を向けなければなりません。この子供たちがどんな事情でそう思うのか,各学級で担任が把握していることもあると思います。対策を立て解決に取り組んでいかなければと考えております。
 「目指す児童像」としては,3つの目当てを掲げて指導しています。「思いやりのある子」については,「挨拶や返事をきちんとしていますか」という質問を例にして,保護者,教員,児童それぞれの評価を比べてみると違いが見えてきました。子供たちは「そう思う」と答える子が多いし,保護者も「だいたいそう思う」と良い評価をしているのですが,教職員は半数近くが「あまり思わない」と回答しています。確かに,朝,私が登校時に出会う子供たちのあいさつもかんばしくないところがあると感じております。  挨拶や返事は,人と人とのつながりを深める大事なカギとなるもので,学校の生活目標の第1番目にかかげていることです。ご家庭でもお声掛けをお願いします。
次に,「すすんで学ぶ子」について,「よく本を読みますか」という質問で見てみます。今度は保護者の方が「あまり思わない」という評価が多く出ました。学校では,市小タイムなどを利用して,読書指導に力を入れており,かなり良くなってきていると判断しているのですが,保護者の皆様から見ると,まだまだと思う方が少なくないということです。家に帰ってからの読書はまだ習慣化されていないのだと思います。是非,一家そろっての読書の時間を毎日10分間でもいいから始めてみてはいかがでしょうか。
 このことは,「考えを発表したり伝えたりしていますか」という項目にも同じ傾向が見られました。子供たちにとって「自分はがんばっている」と評価している子が80%近くもいるのに,保護者から見た姿は,あまり芳しくありません。ここには,親の期待というものが多く入っているからと思います。がんばりを認めてあげることが大切なことですので,よろしくお願いいたします。                      最後に,「明るく元気な子」に関して「健康安全に気をつけて生活していますか」という質問を見てみますと,児童・保護者ともに,とても良い評価です。家庭と学校とが共通した指導で習慣として身につけさせるのが一番ですから,これからもよろしくお願いします。ところで,保護者にも教員にも1割以上の方が,「あまりそう思わない」という評価をしていました。                            先日の学校保健委員会でも校医さん方から指導していただいたことですが,健康な生活の第1歩は基本的な生活習慣をつけることだいうことでした。「夜は早めに寝て,朝も早めに目を覚まし,ちゃんと朝ご飯を食べてくる子供は体力的にも,精神的にも良いコンディションで一日を過ごすことができる。このことが学習の面にも心の面にもとても良い成果となって現れます。このことを各家庭に呼びかけていくことが大切です。」というお話や,子供に早く寝る習慣を身につけさせるための方法として,「子供が幼いうちに,寝床につくのがうれしいという気持ちを持たせることが大切ではないでしょうか。働いているお母さんは特に,少しでも子供とふれあう時間をつくる努力をしてほしい。自分が見たいテレビがあっても,そこはがまんして一緒に添い寝をしてあげ,その日の出来事などを聞いてあげ,ほめたり励ましたりすることが大切です。」というお話をいただきました。子育ての期間というものは,長い人生から見れば,ほんのわずかの期間ということができるのではないでしょうか。子供が成長するための大切な時期を,親としてできる限りの努力をしていただき,子供たちが心も体も健やかに育つようにしていただきたいと思います。

「新年を迎えて 」 ・・・平成18年1月5日

 新年明けましておめでとうございます。平成18年の幕開けは,比較的穏やかな天気で晴れ間も見られ,いいお正月となりました。
 今日の市名坂の空は昨日の暴風がうそのようにすっきりと晴れ渡り,日差しが校舎のすみずみまで届いています。
 この暖かい日差しのように,私たち大人の目がどの子にも広く優しく注がれ,子どもたちが安心して生活することができるようにしていかなければと思います。
 昨年12月から,当校では集団下校体制をとってきましたが,地域の皆様方や保護者の皆さんの協力の輪が広がり,おかげで全員無事に過ごしてくることができました。 いよいよ1月10日から2学期後半の授業が始まります。子どもたちは,もうそろそろ,「早く学校に行きたいなあ。友達といっしょに勉強や運動がしたいなあ。」と思い始めていることと思います。3月下旬までの短い期間ですが,充実した学校生活を送ることができるよう,教職員でしっかり力を合わせてまいります。 
 集団下校も学年別の形で継続し,子どもたちが安心して通学できるように努めてまいりますので,これからもご協力をお願いいたします。保護者の皆さんにはより一層のご協力が必要となります。ご自宅から近いところまででも結構ですので、どうぞ,下校時間帯に合わせて通学路に顔を出して子どもたちを見守っていただきますよう,よろしくお願いいたします。

「 「市小カーニバル」の楽しい一日,ありがとうございました。」 ・・・

 「地域で輝く学校づくり」の催しとして11月5日(土)に開かれたPTA主催「市小カーニバル」には,子どもたちとお父さんお母さん方約400名の参加をいただき,楽しくにぎやかな一日を過ごしました。     PTA研修交流委員会の皆さんがアイデアを練り合い,用具の準備や景品の買い出しに1カ月もかけて取り組んでくださり,親子が楽しめる手作りのゲームを体育館いっぱいに広げてくださいました。大勢の子どもたちが,迷ったり混雑したりしないようにと,一人一人に「パスポート」が渡され,AからDまで4つのコースに分かれて遊ぶように工夫されていたので,どの子も全部のコーナーを順序よく回ることができました。
 それでは催し物の中身を参加者全員に渡されたパスポート(下図)で紹介しましょう。 
 各コーナーには,前もって応募していた5・6年生の子どもたちがお手伝い係として入り,遊び方を教えてあげたり,審判や景品をあげたりする仕事を一生懸命やっていました。 PTA地区委員会の皆さんが作ってくれたカレーライスを食べていた時に,お孫さんと一緒に参加してくださったおばあさんから,「高学年の子どもたちが一生懸命お世話してくれたので,とっても楽しく過ごせました。よく気が利く子どもたちですね。感心しました。」とお褒めの言葉をいただきました。当校では児童活動を積極的に進めています。その一環として児童会活動や地区別のたてわり活動に力を入れており,開校1年目から,「市小児童会まつり」を盛大に開催しました。初めての行事で大変でしたが,5・6年生のがんばりで大成功でした。今回の行事で活躍した子どもたちを中心に,今年の児童会まつりもきっと思い出に残るすばらしい一日になると期待しています。このようなすてきな行事を開いてくださった皆さん,本当にありがとうございました。

平成17年度開校2年目のスタートにあたって ・・・

 今日から,市名坂小学校2年目の新学期が始まりました。3月末までに,懸案だった校地の第1次環境緑化が完了し,緑がいっぱいの学校になりました。校木は,シンボルツリーの募集を行った結果,オオヤマザクラに決まり,校門前に卒業生の手によって記念植樹されています。桜の花の開花が楽しみです。 
 この春休み期間に転入児童が20名を超え,児童数は,486名となりました。学級数も17学級と増加し,教職員も合計5名増員されました。ますます拡大し,発展する市名坂小学校です。
 さて,今日は午前中に始業式,午後には100名の児童の入学式でした。始業式は,東日本放送の取材もありましたが,子供たちは久しぶりに友達と顔を合わせ,また,クラス替えなどもあって,にこにこと笑顔で式に臨んでいました。担任発表では,わーっと言う歓声が上がったり,拍手で担任の先生を迎える姿が見られました。 
 私からは,今年から新しく、「ひまわり学級」と「コスモス学級」という2つの学級ができることをお知らせし、一緒に勉強したり,遊んだりして仲良しになっていきましょうというお話をしました。
 次に、3つのお願いの話として,「めあてをもって頑張る子供になろう」と,「あいさつがよくできる子供になろう」ということと,「きちんと勉強できる子供になろう」ということを話しました。
 「新しい教室で、新しい先生や友だちと一緒にしっかり勉強し、思いっきり運動し、楽しい一年間を過ごしていこう」という言葉で話を結び,担任の先生方にその後の指導をお願いしました。
  午後の入学式は,ちょうど100名の児童が入学するので,「1年生になったら」の始めのフレーズを式辞の中で歌ってみたところ,早速,子供たちが乗って来て一緒に大きな声で,「1ねんせいになったぁら,1ねんせいになったぁら,ともだち100人できるかな・・・」と歌いだしました。実に,反応のいい子供たちで,担任の先生を発表したときには,みんなで,「よろしくお願いします。」と元気な声であいさつをすることが出来ました。おかげで,会場の保護者の皆さんもご来賓の方々も,とても和やかな気持ちになりました。また,2年生の代表児童からの,「お迎えの言葉」の熱演にも,大きな拍手を送り,喜んで見ていました。2年生のお兄さんやお姉さんたちの上手な発表に少し驚いている様子でしたが,来週からの学校生活がますます楽しみになったようです。  少し長くなった今年の入学式でしたが,式が終わるまで誰も騒ぐことなく,きちんと姿勢良く座っているお話を聞くことが出来て,とってもおりこうさんの1年生です。これからがとても楽しみです。

新年を迎えて ・・・

 明けましておめでとうございます。
 今年のお正月は,暮れから降り積もった雪の中で迎えることになりました。
 私にとりましては自宅でゆっくり過ごす元旦ではありましたが,昨年末に起きたインド洋海域の大津波被災地の映像に胸を痛め,奈良の小学生誘拐殺人犯逮捕で明らかにされたこと等に憤りながらの正月でもありました。
 私たちにでき得る範囲ではあるけれども,大切な子供たちを様々な危険から回避し,安全に学校に通うことができるよう,なお一層努力していかなければならないと改めて考えた次第です。
 さて,平成17年,西暦2005年を迎えて,市名坂小学校もあと3カ月で満1歳を迎えることになります。これまでの9カ月間,新設校としての土台づくりに職員一丸となって取り組んでまいりました。
 その間,春には「開校記念大運動会」,秋には「開校記念学芸会」,冬には「第1回市小児童会まつり」を盛大に開催し,それぞれ大成功で終えることができました。また,待望の校歌も,作詩は富田博先生,作曲は大泉勉先生のご尽力によって誕生し,素晴らしい校歌「羽搏こう未来へ」の完成を祝う「校歌制定披露式」を11月19日に挙行することができました。これらの行事開催に当たりましては,各町内会長さんをはじめ多くの地域の方々,保護者の皆様の大きなご協力を賜りましたことに改めて感謝申し上げます。
 来る1月26日には,仙台市教育委員会による「新設校訪問」が行われます。教育委員の皆様をはじめ,教育局関係の方々に市名坂小学校の新設校としての歩みを詳しく参観していただきます。また,指導主事の先生方には各学級での授業についてご指導をいただくことになっています。            市名坂小学校の2学期後半は,この「新設校訪問」をはじめ,2月上旬の「地域自由参観」,「校内作品展」,2月下旬の「新入学児童保護者説明会」があり,3月には「6年生を送る会」を経て,3月18日に「第1回卒業式」を迎えることになります。
 これから寒さが一層増し,雪の日や風の強い日も多くなりますが,430名の子供たちが毎日元気よく喜んで学校に通ってくることができるよう,がんばってまいりたいと思います。

「多くの皆様からの期待を胸に」 ・・・

 当校は,仙台市立小学校として123番目となる新設校で,本年4月6日に開校式を挙行いたしました。式では,橋本教育委員長さんより,「開校に当たって,泉ヶ岳や七北田川など,自然豊かな環境を生かした『緑と融合する学校』として,子供たちの生きる力が育まれるように,また,生涯学習や交流の場として地域に開放し,学校と地域社会が連携して活動が出来るように配慮しました。」というお話をいただきました。また,藤井市長さんからは,「学校の主人公は子供たちです。子供たち一人一人が,この市名坂小学校でお友達や先生方と力を合わせて素敵な『自分物語』をつくっていってください。」というご祝辞を賜りました。
 環境緑化についての整備計画はこれからですが,ビオトープづくりなどにも取り組み,子供たちがゆとりとうるおいのある学校生活を送り,思い出多い『自分物語』を創造していくことが出来るようにしていきたいと考えております。泉副都心の様々な文化施設にも近く,しかも七北田川を目の前にした落ち着きのある環境に,最新の設備を備えた素晴らしい学校をつくっていただきましたことに深く感謝しながら,新しい伝統と校風づくりに取り組んでまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。