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大崎八幡宮の能神楽

江戸時代から続く,格調高い異伝の法印(ほういん)神楽

おおさきはちまんぐうののうかぐら

大崎八幡宮の能神楽

Osakihachimangu no Nokagura

In English
指定区分
Classification
宮城県指定 / 無形民俗文化財
年代
Age
その他

Quantity
指定年月日
Designated Date
昭和47年(1972) 10月11日

所在地
Location

宮城県仙台市青葉区八幡
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解説
Description

大崎八幡宮は,伊達政宗が仙台開府の際に岩出山より現在地に移し,慶長12年(1607)現社殿が完成した。能神楽は同14年の祭礼から行われたといわれ,以来,昭和の中期まで旧暦8月14日に行われたが,現在は毎年9月14日の宵宮(よいみや)に長床(ながとこ)において演舞されている。神楽は演目名や舞型のほか,胴前(どうまえ)(楽人)が神歌を歌い,舞人が神諷(かんなぎ)という科白(せりふ)を唱えることなど,法印(ほういん)神楽特有の特徴を備え,修験風の祈祷(きとう)の舞型も随所にみられるものの,演目の一部や楽器の構成,奏法,舞台飾りなどに社家神楽に近い芸風をもっていることから,法印神楽系ではあるが県北の法印神楽とは異伝のものといえる。能神楽と称しているが,特に能楽との直接の関係はみられない。大崎八幡宮所伝の「奉奏神秘御神楽和歌指南抄」の写本などによれば,仙台藩より毎年扶持を得ていた10人の父子相伝の社家たちにより,本来17の演目を伝えていたが,現在は八幡町を中心とする氏子有志が8つの演目を伝承している。由緒あるこの神社にふさわしく,格調高く気品ある芸風を保っており,国の記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財にも選択された。(演じられる時期と場所 9月14日 大崎八幡宮例祭宵宮)

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