眼鏡橋とも呼ばれる,昭和戦前期の石造アーチ橋。
こたきざわばし
小滝沢橋
Kotakizawabashi
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解説
Description
小滝沢橋は,昭和14年(1939)に建造された橋長20.8m,幅4.5m,石造のアーチ橋で,眼鏡橋とも呼ばれる。馬場の四ツ釜山と柳沢山を水源とする芋生川が小滝沢となって本流の名取川に入るが,この沢に架けられたので小滝沢橋と名づけられた。現在は,仙台・山寺線の整備の際に新たな小滝沢橋が建造されている。設計者は地元の佐藤清一で,地元の秋保地方で産出する凝灰岩を使用している。馬場小学校の校庭に実物大の図を描いて関係者に説明をしたことや,石材の運搬にあたった馬が2,3頭倒れたことなどが建造時のエピソードとして伝えられており,地域の関心を集めて造られたことが知られる。