100基を超える横穴墓群
ぜんのうじよこあなこふんぐん
善応寺横穴古墳群
Zennoji Yokoana Kofungun
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解説
Description
この墓群は,善応寺裏山一帯に分布し,昭和23年(1948)から昭和42年まで5次にわたり発掘調査され,23基の横穴が確認されている。埋没しているものも合わせると,総数は100基を超えると推定される。玄室の形状はドーム型,アーチ型,家型などがあり,面積が7~9平米の大型のものもある。出土品としては,土師器(はじき)の坏(つき)・わん,須恵器(すえき)の坏・わん・瓶(へい),勾玉,管玉(くだたま)などがある。遺物からこれらの横穴群は,7世紀中葉から後半に造営が始まり,8世紀前半まで使用されていたと考えられる。