郷六大膳盛元の居城跡
ごうろくじょうあと
郷六城跡
Gorokujo Ato
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解説
Description
郷六城は平城で,国分(こくぶん)氏の族臣・郷六大膳盛元の居城であった。郷六氏は,後に伊達氏に帰属し,天正5年(1577)頃に愛子(あやし)に移り,その後に森田氏と改称している。「仙台領古城書上」(1673~81)によれば,城の広さは東西三十間(54m),南北四十間(74m)となっている。郷六城跡は,仙台・宮城インタ-チェンジの東の丘の上にあり,生出(おいで)街道沿いに位置する。堤,土塁,平場などが残っているが現在は畑地となっている。城跡への登り口に建武3年(1336)の板碑,供養碑,道標碑が並んでいる。現在,青葉区芋沢にある宇那禰(うなね)神社は,郷六氏の氏神として創建され,慶長14年(1609)に芋沢に移されたことが「安永風土記」に記されている。