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定義如来西方寺御廟貞能堂

気仙大工の手による,緻密な彫刻の六角堂

じょうぎにょらいさいほうじごびょうさだよしどう

定義如来西方寺御廟貞能堂

Jogi-nyorai Saihoji Gobyo Sadayoshido

In English
指定区分
Classification
国登録 / 建造物
年代
Age
昭和(戦前) - 昭和2年(1927)

Quantity
1棟
指定年月日
Designated Date
平成30年(2018) 04月20日

所在地
Location

仙台市青葉区大倉字上下1
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解説
Description

 西方寺は,平清盛・重盛に仕えた平貞能(さだよし)が,平家没落後にこの地に隠れ,その没後,貞能の墳墓上に小堂を建てて阿弥陀如来像を安置したことを起源とし,宝永3年(1706)に「極楽山西方寺」として開創されたと伝える。 
 定義如来西方寺御廟貞能堂は,貞能の墳墓上に建てられたと伝える小堂を起源とし,前身建物の部材を一部再利用している。六角堂の背後に方形の裏堂が増築された構成で,屋根は銅板葺(もと,こけら葺)の六柱造宝塔屋根付である。周囲に裳階状の廻廊が廻り,正面に向唐破風付の向拝を付ける。裏堂は昭和43年(1968)の増築である。設計は花輪喜久蔵,大工棟梁は花輪伝吉,彫刻は石井寅正による。気仙大工の手による建築で,外部を中心に緻密な彫刻で飾る,特色ある建物である。
 平成11年(1999)に現本堂が建設されるまで,本堂として使用されていた。

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