小ぶりながら本格的な意匠を備える建物
じょうぎにょらいさいほうじてみずしゃ
定義如来西方寺手水舎
Jogi-nyorai Saihoji Temizusya
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解説
Description
西方寺は,平清盛・重盛に仕えた平貞能(さだよし)が,平家没落後にこの地に隠れ,その没後,貞能の墳墓上に小堂を建ててて阿弥陀如来像を安置したことを起源とし,宝永3年(1706)に「極楽山西方寺」として開創されたと伝える。
定義如来西方寺手水舎は,山門の奥,参道南側に建つ。切妻造銅板葺(もと,こけら葺)の手水舎である。頭貫の位置に虹梁を入れ,天井を格天井とするなど,鐘楼堂との類似点が多い。小ぶりながら装飾豊かで,本格的な意匠を備える境内建物である。