地方高等教育機関における建築教育の実態を示す資料群
けんちくきょういく・けんきゅうしりょう(せんだいこうとうこうぎょうがっこうけんちくがっかきゅうぞう)
建築教育・研究資料(仙台高等工業学校建築学科旧蔵)
Kenchiku kyoiku ・ kenkyu shiryo (Sendai Koto Kogyo gakko Kenchiku gakka kyuzo)
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解説
Description
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻の前身である仙台高等工業学校建築学科(昭和5年(1930)学科設置)等において、同校初代建築学科長兼教授として一貫して建築教育にあたってきた小倉強を中心に、同校教官等により収集、制作、使用された資料群である。昭和時期のもので、建築模型類90点、建築標本類98点、建築古材類87点、実測図面267点、典籍類84点、写真原板類811点から構成される。
仙台高等工業学校は、明治40年(1907)開校の高等教育機関であり、昭和24年に東北大学工学部に合併され、同26年3月に廃校となった。
この資料群は、地方中核都市の旧制高等教育機関における建築教育、研究資料が多様な分野にわたり関連性を有しながら豊富に残され、その建築教育、研究の実際をうかがうことができるものであり、建築史学・教育史上に学術的価値を有する。(東北大学所蔵。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻保管。)