中世の遺構と陶磁器などを発見。
かじやしきびーいせき
鍛冶屋敷B遺跡
Kajiyashiki-bi iseki
解説
鍛冶屋敷B遺跡は,市の南部にあり,地下鉄富沢駅より西1㎞に位置する。郡山低地南西端部の仙台市太白区富沢地内に所在する。名取川とその北側の支流である笊川の自然堤防と後背湿地,旧河道上に立地する。標高は14m~20mで,遺跡の面積は約11,000㎡である。平成26年(2014)に土地区画整理事業に伴って発掘調査が実施され,中世以降と考えられる溝跡10条,土坑32基,ピット32基などの遺構が確認され,陶磁器などが出土している。別地点の確認調査では,古代の竪穴住居跡が1軒確認されている。