剣舞の踊りの中に足を踏みつける動作があります。
これは反閇(へんぱい)といい悪霊を踏みつける動作といわれています。
またこの反閇(へぱぺい)は「けんばい」の語源となっているともいわれています。
さらに剣舞の唄の中には「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えるような歌詞があります。
この念仏は悪霊を退散させる意味合いを持っています。
つまり剣舞は悪霊を追い払う踊りといえます。
剣舞の2つめに「センヤ切」という踊りがあり,この踊りだけは他の踊りと違い輪になって踊ります。 私たちはなぜこの踊りだけ輪になって踊るのか,保存会の石川寿さんに伺いました。 石川さんによると,最初に踊る「センス切」では暗い感じで念仏を唱えて悪霊を追い払い,その次の「センヤ切」では,みんなで賑やかに踊ることを表現するために輪になって踊るのだということでした。 |