1 構成

  剣舞は通常,次の構成(先頭に和尚が立ち,その後ろに2人×5列の11人)で踊られます。

*福岡小学校では,その年の5・6年生の人数に併せて,配列を変えています。

 和尚
   赤鼻高面
  赤しら面 
 つぼくち面
   青しら面  
   青鼻高面  

鬼面の踊り手は采(ざい)と呼ばれるかぶり物をしています。
采の上には建物がついており,つける面によって違っています。

○赤鼻高・・・・男は日天 女は月天
○赤しら・・・・・男女とも三本の剣
○つぼくち・・・男女ともまさかり
○青しら・・・・・男女とも長刀
○青鼻高・・・・男は日天 女は月天 
 
 采(日天)と刀

2 舞の順序

*福岡小学校では,下の舞のうち
(1)扇の舞 (2)剣の舞
の部分を踊っています。

 (1)扇の舞  
 ・念仏  釈迦流剣拝祓伝巻の最初の経文を唱えます。
   ○扇子切   舞手は扇子を持ち,2列に向かい合って舞います。センヤ切の時は,輪になって順廻りになったり,逆廻りになったりして舞います。
 テンポはゆったりとした一定速度の拍子です。
   ○念仏切
   ○センヤ切
   ○デレツク切
 (2)剣の舞  
  ○ソレダカ切  抜刀しての舞になります。通常,このとき和尚は脇に退き,鬼面の者だけが舞いますが,福岡小学校では,和尚もこの舞に加わります。 
 剣の舞のテンポもゆったりとした拍子です。
  ○デコデンヅク切 
  ○デレヅク切
 (3)和尚の舞  庭の正面に鞘を台に抜刀2本を打ちがいに置きます。和尚は初め素手で揃えた両刀を見ながら飛びはね,次に扇子を持って踊り,さらに扇子を頭越しに投げて両刀を取って終わります。
 テンポは急調子です。

 
 平成20年 福岡夏まつり