鹿踊剣舞が福岡地区で踊られるようになったのは,いつからでしょうか?いまからおよそ350年も昔のことです。このあたりは仙台藩と言われ,伊達のお殿様が治めていました。そのころ仙台の八幡町に藤九郎という踊りの名人がいました。ある時,藤九郎の一行は,江戸にいたお殿様の前で踊り比べをすることになりました。相手は,新潟県の越後獅子と言われています。藤九郎たちは,たいそう上手に踊ったので,お殿様は大喜びし,踊りの着物や幕をごほうびにくださったそうです。その幕は今でも大切に保管されています。
その後,鹿踊剣舞は仙台の各地に伝わりました。でも,現在まで踊り継いでいる地区は,わずかです。福岡地区では,保存会の人たちや地域のみなさんの努力で立派に受け継がれています。
昭和23年戦後復活した時のお披露目
ほうびにもらった幕