玉虫左太夫(たまむ・しさだゆう)               1 2 3 4 5 6


玉虫が残した記録『航米日録』によれば,一行は,ハワイを経て,アメリカ西海岸のサンフランシスコに入りました。
船で旅をすると中のできごととして,病死したアメリカの水夫のために,身分の高い人々がお葬式に参加していることへのおどろきが書き残されています。

当時の日本は,きびしい身分制度がしかれていました。身分の高い人が身分の低い人と親しく接するなどということはぜったいにありえないことだったのです。
玉虫左太夫は,まさしく世界を一周したのです。