今年もありがとうございました

今年も早いもので「仕事納め」を迎えました。先週23日の冬季休業前の全校集会も会議室からWeb会議ソフト「Zoom」を利用し,オンラインで実施いたしました。生徒の皆さんに話した内容を掲載いたします。 『生徒の皆さん,こんにちは。今日は,まず,皆さんをほめたいと思います。コロナ禍のなか,6月1日にスタートして7か月になろうとしています。様々な制約や制限のある中,皆さんは,学習に,部活動に,数少ない学校行事に,前向きに取り組んでくれました。頑張りましたね。仙商生の素直さと底力を感じました。 本日で年内の授業が終了となります。後期の始業式で「何事にも全力でチャレンジしてください。その経験が,成功体験となり,「本物の自信」を育てていくことにつながるのです。」という話をしました。3年生は,自分の希望進路達成を目指して,1・2年生は,学習の成果として検定資格取得を目指して努力を積み重ねましたか?自分の可能性を信じて,あきらめないで取り組みましたか?そして,皆さんの目標に対しての成果はどうだったでしょうか?節目・節目に自分を振り返り,自己評価をすることが大切です。その評価が次の目標を立てる上での大きな目安となったり,または,現在の目標を修正することに役立ちます。各自,ここまでの自分を冷静に,そして,少し厳しめに評価をしてください。 さて,今日は,1979年にノーベル平和賞を受賞した世界の母,マザーテレサさんの言葉を考えていきたいと思います。この言葉は,昨年度紹介した,哲学者のウイリアム・ジェームズの言葉とよく似ています。

「思考に気をつけなさい,それはいつか言葉になるから 言葉に気をつけなさい,それはいつか行動になるから 行動に気をつけなさい,それはいつか習慣になるから 習慣に気をつけなさい,それはいつか性格になるから 性格に気をつけなさい,それはいつか運命になるから」

マザーテレサさんのこの言葉は,「こうしたい」「こうありたい」という考えを言葉にしていると,行動や習慣や性格も徐々に変わっていき,やがてその通りになっていく,それがその人の運命をも大きく変えていくことを示しています。そう,私たち,人の運命は,私たちの心から始まるということなのです。皆さん,しっかりと,前を向いて,懸命に生きていきましょう。 さあ,冬休みが明けると学習の成果である,簿記,情報処理,商業経済と検定試験が続いてやってきます。この冬休み,その準備にもしっかりとあててほしいと思っています。 冬季休業明けには,また元気な顔の皆さんと会えることを期待するとともに,皆さんにとって有意義な冬休みになることを心から期待し,本日の全校集会の私からの話といたします。』・・・とこんな内容でした。 また,来年1月5日から始まる,男子バレーボール部の春高バレー全国大会の壮行会も実施いたしました。是非,頂点を目指して「仙商魂」を見せてほしいと思っています。皆様,応援よろしくお願いいたします。 今年はコロナ禍で今までにない大変な一年でした。皆様もそうであったと存じます。来年はコロナが終息し,子どもたちにとって良い一年になることを心から願うばかりです。皆様一年間ご覧いただきありがとうございました。どうぞ,よいお年をお迎えください。               校長 長谷川 律男