おらが立町(第二校歌)のこと(昭和30年ごろに完成)

 

  おらが立町
            小澤完蔵作詞(立町小第23代校長,当時教諭)
            櫻井辰祥作曲(当時教諭,南材木町小校長で退職)

 花コ咲いたかよ ホラ天守台
 伊達の殿様 丸腰姿
 杜の仙台 見しゃってござる
 おらが立町 目の下に
 おらが立町 おひざもと
 エンヤサー ヨイヤサー 
 エンヤサー ヨイヤサー

          2
           月が照ったかよ ホラ広瀬川
           誰の唄コか 古城のなげき
           さんさしぐれが ぬらして過ぎる
           おらが立町 しっとりと
           おらが立町 旧い町
           繰り返し

               3 
                雪コ降ったかよ ホラ国分町
                赤いネオンに こたつがぬくい
                三味の丸窓 音〆のうなじ
                おらが立町 灯がゆれる
                おらが立町 粋な町
                繰り返し

ピアノ演奏はこちら

由来

 おらが立町は,昭和30年前後に相次いで立町小学校に赴任してきた,小澤完蔵先生(後の23代校長)と櫻井辰祥先生が,変わり行く学区内のすばらしい風景と歴史を児童たちに残しておきたいと,作詞・作曲された歌で,現在も歌い継がれています。当時の児童は,よく天守台に連れて行かれて練習したことが思い出として残っているそうです。また,櫻井先生は昭和31年のNHKラジオ唱歌コンクールでピアノ伴奏をし,見事全国2位の栄誉を得た先生でもあります。(34年には全国1位の栄冠に輝く)
 昭和52年小澤完蔵先生が校長として再度立町小学校に赴任されたのを機会に,学区民の行事では,おらが立町を必ず歌おうという機運が盛り上がりました。
 その後,3番の歌詞で一番町の部分を国分町に変更した経緯があります。
 学区民親睦大運動会でおらが立町を踊るようになったのは,昭和52年(第8回大会)からで,藤原いまよ先生のご指導で振り付けをしたと記録されています。


ちなみに,昭和31年NHKラジオ歌唱コンクールでは,課題曲「若いおじさん」自由曲「秋の歌」を演奏しました。また,昭和34年のコンクールでは,課題曲「秋は白い馬にまたがって」自由曲「いちょう」を演奏しました。

楽譜はこちら

立町小と櫻井辰祥先生
先生は昭和30年に立町小学校に赴任されました。昭和44年までの14年間,音楽専科としてご勤務なされています。昭和31年には全国ラジオ唱歌コンクールにおいて立町小が全国2位になり,その時の伴奏者でした。また,昭和34年には,同じく全国優勝を果たすという偉業を達成されています。
着任した当時,校歌はメロディーしかなく,櫻井先生がピアノ伴奏を編曲されて,それが今に歌い継がれています。今回,オーケストラ編曲版もホームページにアップしましたので,ぜひお聴きください。