政宗が植えた臥龍梅
ちょうせんうめ
朝鮮ウメ
Cyosen Ume
▼ In English
解説
Description
朝鮮ウメは,ウメの一変種の臥龍梅(がりゅうばい)で,伊達政宗が文禄2年(1593)に朝鮮から持ち帰り,仙台城に植えた後,晩年の居城である若林城内に移植したと伝えられる。現在の朝鮮ウメは,政宗が持ち帰ったものを接木した二代目であると言われる。臥龍梅としては稀有な品種で,国内最大級の大きさである。かつて中央部にあった樹高9m,幹周1.52mの主木は,昭和51年(1976)の台風で倒れ枯れてしまったものの,3株に分かれていた樹幹がその後良好な樹勢を保ち,春には香り高い白一重の大輪の花を咲かせる。 樹種ウメ(バラ科) 幹周1.3m 樹高約8.0m 枝張 東西約17m,南北約22m 推定樹齢360年