仙台藩四代藩主伊達綱村により建立された,井内(いない)石の鳥居
かめおかはちまんぐういしとりい
亀岡八幡宮石鳥居
Kameokahachimangu Ishitorii
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解説
Description
亀岡八幡宮は,文治5年(1189)に伊達氏の祖・伊達朝宗(ともむね)が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請(かんじょう)し,その時に霊亀(れいき)が現われたところから亀岡八幡と称したと伝えられている。社殿は,度々場所を移しているが,天和3年(1683)に仙台藩四代藩主伊達綱村により,現在地に再建された。社殿は昭和20年(1945)の空襲により焼失し,この鳥居だけが残った。鳥居額が附(つけたり)指定されている。鳥居の形式は明神(みょうじん)鳥居で井内石(いないいし)(宮城県石巻市井内産の粘板岩)が用いられている。附指定の鳥居額は青銅青銅製で,表は「亀岡八幡宮」裏は「享保三戊戌年四月朔日左近衛中将藤原朝臣吉村謹書」と刻銘され,五代藩主伊達吉村が謹書・献納したことが知られる。