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旧石垣家住宅

江戸時代後期の茅葺農家

きゅういしがきけじゅうたく

旧石垣家住宅

Kyu Ishigakikejutaku

In English
指定区分
Classification
仙台市指定 / 建造物
年代
Age
江戸時代

Quantity
1棟
指定年月日
Designated Date
平成6年(1994) 03月29日

所在地
Location

宮城県仙台市青葉区大倉字若林14-2
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解説
Description

石垣家は,青葉区上愛子(かみあやし)字赤生木(あこうぎ)に所在し,代々村の組頭を務めていた旧家である。土蔵造の米蔵1棟が附(つけたり)指定されている。旧石垣家住宅は,木造平屋建,寄棟造(よせむねづくり)の茅葺,桁行(けたゆき)十二間,梁間(はりま)六間で二座敷に田の字形の四間を続けた六間取りである。床の間にある部屋が二つあり,組頭の役宅という家格の高さを表わしている。建築年代については,近世中期以降の仙台地方の民家の特色である「ひうち梁」「二重ひうち梁」を用いて構造を安定させたり,一部土台を用いているなど新しい技法が見られるので,19世紀初め頃の建築と推定される。石垣家には天明3年(1783)から明治22年(1889)までの暦に備忘録的な書き込みをした「暦面裡書」がある。文政5年(1822)のところに「十二月十七日夜孫右衛門出火,漸蔵計残」とあり,現在の石垣家住宅がこの火災後の建築とすれば築後約200年となる。仙台市に寄贈され,平成6年(1994)に解体,平成17年に移築・復元がなされている。(大倉ふるさとセンター敷地内)

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