狩野探幽による,戦陣での伊達政宗を描いた絵画
しほんちゃくしょくだてまさむねがぞう かのうたんゆうひつ
紙本著色伊達政宗画像 狩野探幽筆
Shihon Chakushoku Date Masamune Gazo
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解説
Description
白地に日の丸の旗指物(はたさしもの)を背負った戦陣での伊達政宗を描いたもの。馬上の政宗は黒漆の甲冑をまとい,弦月形の前立(まえだて)をかざし,戦場を駆けめぐる雄姿を偲ばせる。貼込の政宗自筆の和歌短冊には,「むさし野の月」と題し,「出づるより入る山の端はいづくぞと月にとはまし武蔵野の原」とある。狩野探幽(1602~1674)は,幕府お抱え絵師として,大坂城,二条城,名古屋城,京都御所や諸寺院の障壁画製作に活躍した。 縦92.6cm 横29.5cm (仙台市博物館所蔵)