元禄時代の春の風俗を描く屏風(びょうぶ)絵
つつじがおかはなみずびょうぶ
躑躅ヶ岡花見図屏風
Tsutsujigaoka Hanamizu Byobu
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解説
Description
仙台藩四代藩主伊達綱村は,生母・三沢初子の冥福を祈り,元禄8年(1695),榴岡(つつじがおか)に釈迦堂を建立し,境内に彼岸桜(ひがんざくら),しだれ桜を植えて人々の遊覧の地とした。この絵には,その桜がまだ若木の頃の花見の情景が描かれている。緋毛氈(ひもうせん)を敷いての酒宴や散策する親子など,元禄時代の春の風俗が生き生きと描かれ興味深い。六曲半双 縦151.0cm 横318.0cm (個人所有・仙台市博物館所蔵)