17世紀初頭のスペイン系の作品とみられる銅板油彩画
どうばんゆさいかなしみのまりあぞう
銅板油彩悲しみのマリア像
Doban Yusai Kanashimi no Maria zo
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解説
Description
このマリア像は,台上の聖母が天上のキリストを見つめて祈りを捧げている図で,新訳聖書のルカによる福音書第2章「剣なんじの心をも刺し貫くべし」という預言を題材にし,キリストの死を悲しむマリアが描かれている。16世紀後半から17世紀にかけてのスペインを中心に流行した服装でマリアが描かれていることや線画の様式から17世紀初頭スペイン系の作品と考えられる。会津松平家に伝来したものである。 縦42.2cm 横32.5cm(仙台市博物館所蔵)