茂ヶ崎大年寺より伝来した,黄檗(おうばく)宗の鐘
ぼんしょう
梵鐘
Bonsho
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解説
Description
この梵鐘は,かつて茂ヶ崎の大年寺にあったもので,仙台藩五代藩主伊達吉村が四代藩主綱村の供養のために,享保5年(1720)に造らせたものである。梵鐘の縁は波状八葉形に鋳造され,鐘の表面を縦に区分する縦帯には,「享保庚子年夏五」「両足山大年禅寺」と大きく銘を鋳出している。明治時代に,梵鐘が大年寺から大満寺に移され,以来,朝夕の時を知らせる鐘として市民に親しまれている。早井久右衛門が製作。青銅造 総長98.5cm 径75.8cm 龍頭高32.0cm(大満寺所蔵)