金銀蒔絵で装飾された江戸時代の十三弦琴
かちょうさんすいくじゃくばねゆきすすきもんちらしまきえじゅうさんげんきん
花鳥山水孔雀羽根雪薄紋散蒔絵十三弦琴
Kacho Sansui Kujakubane Yukisusukimonchirashi Makie Jusangenkoto
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解説
Description
琴は金銀蒔絵(まきえ)で美しく装飾され,雪薄紋(ゆきすすきもん),孔雀羽,龍,唐草文様や春夏秋冬の季節が描かれ,鼈甲(べっこう)を張るなど繊細な技法を示している。琴の周囲には,亀甲紋(きっこうもん)などの幾何学文様が細かい象嵌(ぞうがん)が施されている。附(つけたり)指定となっている「黒漆松竹梅鶴亀蒔絵琴箱」一合は,黒漆地の上に松竹梅や鶴亀など吉祥(きっしょう)文様が描かれている。銘により元禄2年(1689)の製作であることが分かる。(仙台市博物館所蔵)