駿河の俳人によって建立された,芭蕉の句碑
ばしょうくひ
芭蕉句碑
Bashokuhi
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解説
Description
松尾芭蕉(1644~1694)は,奥の細道の旅の途中,元禄2年(1689)5月5日から7日までの3日間仙台に滞在した。この句は,その時芭蕉を案内し,翌8日離仙の朝,草鞋(わらじ)二足など餞別(せんべつ)を贈った仙台の俳人・北野加之(かし)(画工加右衛門)への感謝の気持ちを詠じたものである。この句碑は,駿河(するが)の俳人・山南官鼠(かんそ)が天明2年(1782)来仙の折に建立したもので,裏面に官鼠の句「暮れかねて鴉(からす)啼くなり冬木立」が刻まれている。碑文「あやめ草足に結ばん草鞋の緒」 高さ196cm幅54cm(陸奥国分寺境内)