仙台城下の変化が見て取れる絵図類
はんせいようせんだいじょうかえず
藩政用仙台城下絵図
Hanseiyo Sendaijoka Ezu
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解説
Description
「藩政用仙台城下絵図」として,「仙台城下五里卦絵図」4鋪と,「仙台城下絵図」1鋪の,計5鋪が指定されている。これらの絵図は,仙台藩が藩政用として作ったもので,藩政における行政基本図として,城下の屋敷割りが細かく示され,屋敷の居住者や寺社などの名前が記入されている。「仙台城下五里卦絵図」は,元禄4~5年(1691~92),「仙台城下絵図」は天明6年(1786)~寛政元年(1789)のものと推測される。これらの絵図からは,仙台藩でも,城下の屋敷割りが身分や職種の違いで区分されていたこと,城下絵図を作成年代で比較することで,仙台城下の拡大と衰退,屋敷の居住者の変遷を知ることができる。(仙台市博物館所蔵)