政宗の祖母,栽松院の墓
さいしょういんぼしょ
栽松院墓所
Saishoin Bosho
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解説
Description
栽松院(さいしょういん)は,岩城左京太夫重隆の娘。奥州探題(おうしゅうたんだい)となって伊達氏の勢力を拡大した伊達晴宗(1519~77)の夫人で,伊達政宗の祖母に当たる。杉目(福島市)に住んだので「杉目御前」とも呼ばれた。天正19年(1591)根白石(ねのしろいし)村に移り,晩年をこの地で過ごし,文禄3年(1594)に没した。没後,伊達政宗は晴宗の墓所のある福島の宝積寺(ほうしゃくじ)から僧・能山を招き,屋敷跡に同名の宝積寺を建立した。墓石は,享保17年(1732)五代藩主吉村が建立した。「栽松院殿月盛妙秋禅尼大姉」と刻まれている。