格天井(ごうてんじょう)に草花画を持つ,江戸時代後期の不動堂
おおたきふどうどう
大滝不動堂
Otaki Fudodo
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解説
Description
大滝不動堂は,慈覚大師(じかくだいし)による平安時代の開基とされ,古くから山形の山寺立石寺(りっしゃくじ)の奥の院となっていた。北には,秋保大滝が近接する。現在の不動堂は,文政8年(1825)の再建とされている。宝形造(ほうぎょうづくり),銅板葺,方三間で向拝(こうはい)一間が付き,四周に縁を廻らしている。軒回りには彫刻が施され,内部には格天井(ごうてんじょう)に草花が描かれている。内陣(ないじん)には,不動明王座像を安置している。