四代藩主伊達綱村が,生母の冥福を祈るために建立した持仏堂
しゃかどう
釈迦堂
Shakado
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解説
Description
釈迦堂は,仙台藩四代藩主伊達綱村が生母・三沢初子の冥福を祈るために,榴ヶ岡に建てた持仏堂である。元禄8年(1695)の建立で,昭和48年(1973)の宮城県立図書館建設に伴い,孝勝寺本堂脇に移された。孝勝寺は初子が帰依し,葬られた寺院である。三間四方で,一間の向拝(こうはい)が付き,以前は四周に縁が廻らされていた。屋根は宝形造(ほうぎょうづくり),本瓦葺形銅板葺で,正面中央間に折桟唐戸(おりさんからど),その両脇に花頭窓(かとうまど)が付く。内陣(ないじん)には,厨子(ずし)を備え,釈迦像を安置する。