江戸時代中期の,東照宮の別当寺本堂
せんがくいんほんどう
仙岳院本堂
Sengakuin Hondo
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解説
Description
仙岳院は,比叡山延暦寺の末寺で,承応3年(1654),仙台藩二代藩主伊達忠宗が東照宮を創建した際に,東照宮の別当(べっとう)寺として建立された。仙台藩内の寺院の序列において,最高位の一門格(いちもんかく)の寺として知られている。仙岳院本堂は,明和2年(1765)の火災による焼失後に再建されたもので,明和3年の棟札(むなふだ)が残る。入母屋造(いりもやづくり)桟瓦葺,妻入の下屋庇付きで,桁行(けたゆき)六間,梁間(はりま)三間の規模に,むくり屋根の一間の向拝(こうはい)が付く。