仙台三十三番札所観音の一つ,江戸時代中期の観音堂
ぜんにゅういんかんのんどう
善入院観音堂
Zennyuin Kannondo
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解説
Description
善入院観音堂は,元来は,清光院が別当であったが,昭和8年(1933)に他所に存した善入院と合併して,善入院と号した。千手観音像を本尊とし,原町の千手観音と呼ばれている。仙台三十三番札所観音の第十番札所である。善入院観音堂は,宝形造(ほうぎょうづくり)本瓦葺の三間四方で,四周に縁が廻らされ,一間の向拝(こうはい)が付く。木鼻(きばな)部分には獅子や鶏の装飾がある。江戸時代中期頃の建築と思われる。