東照宮境内にあった将軍家位牌所の本尊
あみだにょらいざぞう
阿弥陀如来坐像
Amidanyorai Zazo
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解説
Description
阿弥陀如来坐像は,仙岳院本堂南側にある瑠璃殿(るりでん)に安置されている。仙岳院は,承応3年(1654),仙台藩二代藩主伊達忠宗が東照宮を創建した際に,東照宮の別当(べっとう)寺として建立された。本像は,東照宮境内に存した将軍家位牌所・真浄殿(しんじょうでん)の本尊であったものが,伝来したものである。阿弥陀如来坐像は,玉眼(ぎょくがん)を入れて漆箔(しっぱく)を施した悉皆金色身(しっかいこんじきしん)像で,江戸時代の作と見られる。寄木造 像高61.8cm (仙岳院所蔵)