制作年代と作者が判明する,江戸時代前期の仏像
にっこう・がっこうぼさつりゅうぞう
日光・月光菩薩立像
Nikko ・ Gakko Bosatsu Ryuzo
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解説
Description
日光・月光菩薩立像は,本尊の脇侍として,陸奥国分寺薬師堂内陣の須弥壇(しゅみだん)上に安置されている。薬師堂は,奈良時代の陸奥国分寺講堂跡に,伊達政宗により慶長12年(1607)に造営された。両像は,いずれも彫眼(ちょうがん)で彩色(さいしき)を施しており,背面の陰刻銘より,正保2年(1645)に「奥州住寛慶円信」により制作されたことが分かる。一木造 像高約92cm(陸奥国分寺所蔵)