蹲居(そんきょ)の姿勢をとる,江戸時代前期の仏像
もくぞうかんぜおん・せいしぼさつざぞう
木造観世音・勢至菩薩坐像
Mokuzo Kanzeon ・ Seishibosatsu Ryuzo
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解説
Description
木造観世音・勢至菩薩坐像は,阿弥陀寺本堂に,本尊である阿弥陀如来立像の脇侍として安置されている。阿弥陀如来立像は鎌倉時代の作で,県指定文化財である。木造観世音・勢至菩薩坐像は,蹲居(そんきょ)の姿勢をとる坐像で,いずれも玉眼(ぎょくがん)を入れ,漆箔(しっぱく)を施す。銘文その他はないが,像容から江戸時代前期の作と思われ,光背(こうはい)・台座ともに同時期のものと考えられる。観世音菩薩坐像 寄木造 像高38.0cm ,勢至菩薩坐像 寄木造 像高36.0cm (阿弥陀寺所蔵)