江戸時代の不動三尊像
もくぞうふどうさんぞんぞう
木造不動三尊像
Mokuzo Fudo Sanzonzo
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解説
Description
木造不動三尊像は,清浄光院不動堂に安置されている。清浄光院は,東照宮の別当寺である仙岳院の末寺で,一万日ごとに大供養塔を建てたことから万日堂と称し,願行寺,常念寺とともに仙台三回向(えこう)寺の一つである。木造不動三尊像は,不動明王立像に,脇侍として制叱迦童子(せいたかどうじ)及び矜羯羅童子(こんがらどうじ)の立像を随えた三尊形式を取る。いずれも玉眼(ぎょくがん)を入れ,彩色(さいしき)を施す。この像に関する記録がなく,由緒は定かではないが,様式から江戸時代の製作と推測される。不動明王立像 寄木造 像高135.0cm , 制叱迦童子立像 寄木造 像高94.0cm , 矜羯羅童子立像 寄木造 像高85.0cm(清浄光院所蔵)