数少ない旧仙台城関係の建造物
きゅうせんだいじょういたぐら
旧仙台城板倉
Kyu Sendaijo Itakura
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解説
Description
旧仙台城板倉は,戊辰(ぼしん)戦争(1867年)に際して,岩切の個人が払い下げを受け,屋敷内に移築していたものを,昭和4年(1929)に現在の所有者が買い受け,現在地に移築し倉庫として利用しているものである。桁行(けたゆき)三間,梁間(はりま)二間,木造,床敷,切妻造(きりづまづくり)本瓦葺の二階建の板倉の妻側に桁行一間半,梁間二間の木造,床敷,切妻造本瓦葺の平屋建の板倉が隣接した親子倉形式である。窓はなく,出入口のみで堅固な壁をもっている。建築年代は江戸時代後期を降らないものと考えられ,数少ない旧仙台城関係の建造物である。仙台城二の丸の勘定所(かんじょうしょ)の板倉とも伝えられる。