小屋組に特徴をもつ,江戸末期のもと茅葺農家
きくちけじゅうたくしゅおく
菊地家住宅主屋
Kikuchikejutaku Shu-oku
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解説
Description
菊地家住宅は,仙台市西方郊外の浄水場近くに残る,もと茅葺の農家である。主屋はほぼ東面して建つ。桁行(けたゆき)八間,梁間(はりま)四間の規模で,四間取り型式をもち,屋根は現在鉄板葺となっており,寄棟造(よせむねづくり)の平入(ひらいり)とする。比較的細い部材を用い,梁材の上に叉首(さす)を組み束を立てて母屋(もや)を受ける小屋組に特徴がある。建築面積136平米。