市内に残る唯一の武家屋敷
あんどうけじゅうたく
安藤家住宅
Andokejutaku
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解説
Description
安藤家住宅は,市内に残る唯一の武家屋敷で,幕末期及びその後の改修がみられるが,江戸時代中期の武家住宅の体裁をよく残している。安藤家は,伊達家家臣として代々大番士(おおばんし)を勤めた家柄で,約三百石の知行(ちぎょう)を受けていた。棟門を入り,石畳に沿って玄関にいたり,玄関の間に続いて次の間,正座敷と二間続きの座敷がある。座敷の裏側に二室あり,茶の間,台所が続く。座敷の上が二階で,太い梁(はり)が低く走る。外壁は土蔵造で,現在の屋根は瓦葺であるが,元は板葺である。