藩境を重要視した当時の各藩の様子がうかがえる好史料
さかいえず
境絵図
Sakai Ezu
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解説
Description
本資料は「南部領境」「刈田郡・伊達郡境」とその他「所々御境目絵図」に大別される境絵図21舗からなる。
「南部領境」は,元禄国絵図作成に伴う隣藩との領境確認の絵図の交換以前,お互いに藩境を巡って争っていた時の,決着したものの絵図である。
「刈田郡・伊達郡境」は,寛文7年(1667)から9年にかけて起きた刈田郡湯原村と幕府領伊達郡茂庭との間の境界争いに関する絵図であり,当時の七ヶ宿稲子山の詳細な様子を知り得る史料である。
「所々御境目絵図」は,番所と称していた仙台藩の関所に関するものである。(宮城県図書館所蔵)