10月20日 「神は細部に宿る」

校長室
「音楽発表会」も「児童公開」まではあとわずか。どの学年も「動き」のひとつひとつ、「言葉」のひとつひとつ、「歌声」や「音色」のひとつひとつにこだわった仕上げに取り組んでいます。まさに「神は細部に宿る」といった練習風景です。
こちらは5年生。担任からの「入場からが演技です」の言葉のもと、入場の練習をを2度やり直していました。28日の演技はほんの数分の姿ですが、その背景には、こうして担任と子供たちが積み上げてきた多くの時間があります。

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▽「福祉」をテーマに「総合的な学習の時間」の学びを進めている4年生。昨年度に引き続き授業をしたのは、本校で「児童支援」を担当されているF先生です。F先生は、ご自身も聴覚障がいがある中でこの仕事に就かれ、今年で教職5年目となります。

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普段から接しているF先生の、「聴覚障がい」を持つ者としての実感を伴った話は、子どもたちの心にもしっかり届いている様子でした。

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F先生は「児童支援」という立場で様々な学年の教室に入り、子どもたちと日々かかわっています。「ロジャーマイク」という器具を使って子どもたちとも密にコミュニケーションを取りながら授業を進めています。子どもたちにとって、F先生と接することは、「聴覚障害」の実際や「多様性」を学ぶ最良の機会でもあります。

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今日は「教職員の健康診断」の日でもありました。

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様々な報道でご存知かとは思いますが、今、全国の学校現場では心身の故障で休職や離職を余儀なくされる教職員が増えています。幸い、南材小には現在そうした教職員はおりませんが、いつそうした状況が起きても不思議ではないのが現在の学校現場でもあります。



また、慢性的な「教員不足」や「講師不足」により、休職・離職をした教員の「穴埋め」がすぐにはできず(欠員)、仙台市も含め、その対応にはどの自治体でも苦心しています。



こうした状況の中で一番の被害を受けるのは「担任不在となる子どもたち」。だからこそ、先生方には毎日元気に、笑顔で、子どもたちの前に立ち続けてほしいと校長として心から願っています。

昨年度1月の「学校だより」でもお伝えしたとおり、子どもたちのため、そして、先生方のために、「学校の働き方改革」は一層進めなければなりません。今後とも「学校の働き方改革」の取組についての保護者・地域の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

いよいよ来週火曜日は「音楽発表会児童公開」。一同に会する児童公開は4年ぶりです。週末、体調を崩すことのないよう、お子さんの体調管理にご留意ください。

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2023.10.20 Friday 15:32 | - | -
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