適応指導センター「児遊の杜」では、従来の「杜のひろば」では対応が難しかった「ひきこもり傾向」の児童生徒への対応を目的として整備いたしました。子どもたちの家庭を訪問する訪問対応、インターネットを活用するICT活用事業、社会全体で子供たちを支えるボランティア養成事業など、様々な事業を展開しております。

　また、「杜のひろば」では、小集団での対応を中心にしており、様々な体験や学習を取り入れ子どもたちの活動を支援しております。

　私たちの取り組みが、不登校の児童生徒や保護者の方々に、少しでもお役に立つようにと日々努力を重ねております。また、市民の方々にも広くご支援・ご協力いただけるように、市民協働のコンセプトのもとで、新しい事業にも取り組んで参りたいと存じております。

仙台市適応指導センター　所長

　平成14年4月5日　折しも設立を祝福するかのような絶好の日和の中、仙台市適応指導センター「児遊の杜」の開所式が行われました。多くの方々にご臨席いただき、盛会のうちに式が進みました。やがて、当センターの愛称「児遊の杜」の命名者である安田由起さんに、阿部芳吉元教育長より賞状と副賞が授与されました。ここに安田さんのコメントを紹介いたしますが、その素敵な名前と共に、私たちの思いをしっかり表現してくれています。

「変化の激しい社会の中で、のんびりと考えたり、ゆったりした時間を過ごすことができるような場所が欲しいと思いました。そんな子どもたちが、のびのびと、自由に遊べるような場所、そして これまであった「杜のひろば」を大きく包みこんでしまう杜になってほしいと願って名前をつけました。」 〈安田由起　談〉