PDA仙台青陵中等教育学校 即興型英語ディベート体験会が開催されました。
即興型英語ディベートに初めて挑戦する前期課程1年生から後期課程4年生の皆さんと、ディベートの各スピーカーの役割確認をまず行いました。即興型英語ディベート特有の大事なルールである、POI(Point of Information)の練習を参加者全員で行い、早速実践①の論題発表です。
論題発表後の準備時間(15分間)を使って、生徒たちは論題を肯定/否定する理由をそれぞれに考え、その後チーム内で話し合い自分たちのポイントを2つ決めます。実際のラウンドでは、前期課程1年生も堂々と英語で反論や立論をスピーチし、両サイドともに自分たちの議論の方が相手の議論よりも勝っていることを、一生懸命に訴えました。また、しっかりと反論を行うために、相手のポイントを再確認するPOIも見られました。
ラウンド後は、PDAのジャッジから、(1)勝敗(2)勝敗の理由(3)1人1人への個人コメント(良かった点と次の実践ラウンド②にすぐにいかすことのできる改善点)が述べられます。ジャッジからのアドバイスを真剣に聞き、熱心にメモをとる生徒や、その場でジャッジコメントを反映したスピーチに書き直し、ジャッジに添削を求める積極的な学びの姿勢が印象に残りました。
実践①でジャッジから受けたフィードバックを、早速実践②のスピーチにいかし、チームワークも良いラウンドとなりました。仙台青陵の皆さんの吸収力、応用力の高さを感じます。論題のある世界では、新たにどのようなデメリットが誰に生じるのかを、ステップごとに丁寧に英語で述べる生徒や、論題のある世界のメリットが、いかに重要なのかを長期的視点で述べようとする姿勢がみられました。更には、両方の世界を比較して、自分たちの議論の方が相手の議論よりも勝っていると、比較しながら反論や立論をしようとする姿も目立ちました。
実践②でベストディベーターに選ばれた生徒から「初めて即興型英語ディベートをやってみて、自分の意見だけでなく、その意見を支える根拠となる理由もはっきりと言葉で伝える必要があることが分かった。今後は相手の意見もちゃんと聞いて、反論でも理由を述べて組み立てたい。」、「相手のスピーチ内容を正確に聞き取ることの難しさを、実感した。聞く力、話す力、コミュニケーション力をあげていきたい。」と、感想が述べられました。お互いに切磋琢磨しながら、発信力やコミュニケーション力に加えて、論理力や表現力、チームワークや幅広い知識など、様々な力を高めていけるPDAのイベントやコンテンツを、仙台青陵中等教育学校の皆さんに是非繰り返し活用してもらいたいと願っています。
参加者の声(アンケートより抜粋)
回を重ね、アドバイスをもらう度にどんどん上手くなっていくのを実感できて、とても楽しかった。全国大会にも参加してみたい。
短い時間でしたが、すぐに(スピーチ順が)回ってくるハラハラと、即興で考えなければいけないので、とても疲れました笑。だけど、楽しかったので時間を見つけてまた行いたいです!授業でも是非やりたいです。
今回の経験を通して、飛躍的に英語力がついた気がしました。また、仙台青陵に来てほしいです!
英語でディベートなんてできるわけがなーい!と思い参加しましたが、仲間が助けてくれて話し続けることができたので、よかったです。仲間の人の新しい能力にも気づけて、とても楽しかった。授業でも是非やりたいし、全国大会にも是非参加したい!
今まで培ってきた英語力をしっかりとはっきすることが出来ました。相手の意見をしっかりと理解して、自分の主張したいことを言うことがとても大変でしたが、とても楽しかった。
(PDAのジャッジ講師に)良い点と改善点を具体的に教えていただいて、とても勉強になりました。これからも英語力の向上に努めていきたいです。
ディベートをすることで英語力がつき、かつ楽しく学ぶことができたので、本当に有意義な時間でした。また、このようなディベートを体験できたらなと思います。
色んな意見があって、自分とは違う考えもより良く知り、深めることができたから、とても楽しかった。頭を使うことが多く、相手の話を集中して聞かなければならないのが一番難しかったが、しっかりできてよかった。全国大会にも是非参加したい!
ベストディベーターに選ばれた皆さん(順不同)
H.Rさん(2回)、K.Kさん、
K.Rさん、O.Sさん、
O.Hさん、I.Mさん
POI賞に選ばれた皆さん(順不同)
O.Sさん
H.Kさん
開催日時:2022年7月20日(水)13:00~15:00
場所:オンライン(Zoom)
参加者:生徒13名、教員3名、
スタッフ:大阪公立大学、PDA認定教育ジャッジ 一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)