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新たな防災教育の創造 Shichigo Elementary School

防災安全科

防災安全科とは…

 Q)どうして防災安全科なのか。

A)2011年3月11日に発生した東日本大震災により,仙台市若林区にある本校学区は,一部が津波で浸水するなどの甚大な被害を受けました。それ以来,本校では,「ともに立ちあがろう!七郷」を学校全体のスローガンとして,校内研究において復興学習に取り組んできました。
 しかし,震災を学校で体験した児童の割合は年々減少し,いずれ全員が卒業するとともに,数年後には震災を体験していない児童が入学してきます。震災の教訓や体験を風化させず,今後の教育活動の中で継承していくためには,児童の直接体験に拠らない,より汎用性・継続可能性のある防災教育の学習プログラムや具体的な指導法を確立していく必要があります。そのために,まず,教育活動全般を防災の観点から広く見直し,関連付けて,新たな視点で再構築するとともに,教科,領域の内容の一部を統合した新領域「防災安全科」を全学年に創設することにしました。

 Q)何時間,学習するのか。

A)全学年ともに年20時間学習します。2週に1時間程度です。時間割には,「防災」または「ぼうさい」と書かれています。防災安全科を行わない週は,他の教科の学習を行います。

Q)防災安全科が始まることで,全体の授業時間も増えてしまうのか。

A)授業時間は増えません。防災安全科の20時間を上乗せするのではなく,今の授業時間の中で行っていきます。

Q)どうやって,防災安全科の授業時間を持ってくるのか。

A)他の教科などから20時間を持ってきます。防災に関連する内容を含んだ教科の内容の一部を防災安全科に移行します。教科は,主に,生活科,総合的な学習の時間,社会,理科,保健,家庭,学級活動,道徳です。学年によって,移行する教科の時数の違いは多少あります。

  

仙台市立七郷小学校

〒984-0032
仙台市若林区荒井字堀添53-2

TEL 022-288-5024

FAX 022-288-5157